サードパーティ製の暗号化ツールを使用すると、バックアップの内容や文脈が十分に認識されません。実際、ほとんどのデータ削減アルゴリズムは、暗号化されたデータを検出すると処理を中断します。
Veeamの場合、エンドツーエンド暗号化機能が組み込まれており、暗号化されたVeeamバックアップを使用する場合、圧縮、重複排除およびWANアクセラレーションなどのVeeamデータ削減技術は効率的に機能します。
ほとんどの組織にとって、パスワードの消失はデータの消失を意味しますが、これを回避する方法があります。Veeamのエンドツーエンド暗号化機能は、パスワード損失時の保護機能を提供し、パスワードを消失した場合でもセキュリティを損なうことなく、データを回復することができます。
暗号化のしくみ
VeeamのAES 256-bit暗号化機能により、データを安全に保護することができます。
さらに、バックアップを暗合化する条件を自由に選択できます。例えば、ローカルのVeeamバックアップは、バックアップと復元のパフォーマンスを向上するために暗号化しない、オフサイトのターゲット (テープまたはクラウド) にコピーされるバックアップは暗号化するという方法を選択できます。また、異なるバックアップを異なるパスワードで保護することもできます。この場合、実際の暗号化キーは各セッション内でランダムに生成されるため、セキュリティが向上します。