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Veeam、新ソリューション「Veeam Data Platform」を発表 ランサムウェア被害が増加し続ける中、企業の事業継続サポートを強化

  • 新バージョン「Veeam Backup & Replication v12」を基盤に、ダイレクトなオブジェクトストレージバックアップ、高度なサイバーレジリエンス、ハイブリッドクラウドのデータ保護を含む500以上の新機能と機能拡張を追加
  • Premium Editionでは、新サービス「Veeam Ransomware Warranty」を提供開始

2023年2月14日 米国オハイオ発 抄訳 - 先進的データ保護を提供するバックアップ、リカバリ、データ管理ソリューションのリーダー企業であるVeeam Software(以下、Veeam)は、本日、高度なデータセキュリティ、リカバリおよびハイブリッドクラウド機能を提供する単一プラットフォームである新ソリューション「Veeam Data Platform」を発表しました。

本ソリューションは、「Veeam Backup & Replication (VBR)」の最新版であるVBR v12を基盤に、組織のビジネス継続を支えるため、業界最高水準のセキュアなバックアップと、高速で信頼性の高いデータ復旧を実現します。Veeamの最新機能を単一の堅牢なソリューションにまとめることで、複雑で拡大するIT環境と、自然災害からヒューマンエラー、ランサムウェア攻撃に至るまであらゆる組織が直面する課題解決を支援します。本ソリューションは、3種類のエンタープライズグレードのエディションで提供します。

Veeam Data Platformは、ビジネスを継続させるために重要な3つの要素として①データセキュリティ、②データ回復、③特定のインフラにロックインすることのないデータバックアップと自由度の高いデータ移動を提供します。

エディションは、Foundation、Advanced、Premiumの3つです。すべてのエディションには、Veeamの主力製品であるVBRとインスタントリカバリが含まれ、AdvancedとPremiumには、監視、分析、復元などの高度なデータ回復機能を提供します。

「Veeam Data Platform」の3種類のエディションについて

  • Foundation Edition:500以上の新機能と拡張機能を追加したVBR v12による業界最高水準のデータ保護を提供します。
  • Advanced Edition:VBRとVeeam ONEを組み合わせて、プロアクティブな監視と観測性を提供します。バックアップまたは復元で起こり得る問題を事前に特定し、解決することができます。
  • Premium Edition:VBR、Veeam ONE、Veeam Recovery Orchestrator (VRO)を備え、エンタープライズ向けに最上級の先進的データ保護と復元機能を提供します。Advanced Editionの機能に加えて、Premiumは、検証を自動化し、ワンクリックで信頼性の高い復元と完全なデータ回復力を提供しながら、ほぼゼロの回復点目標(RPO)を持つ複雑なデータ回復プロセスの完全自動化を備えています。また、Premium Editionのお客様は、ランサムウェアやサイバー攻撃の際にデータ復旧費用を最大500万ドルまで補償する新制度「Veeam Ransomware Warranty」の適用対象となります。

上記すべてのエディションは、業界をリードする最新のバックアップおよびリカバリ技術であるVBRの最新バージョンのVBR v12を基盤に活用しています。エンタープライズグレードの復元機能を確保する新機能は、以下のようなハイブリッドクラウド全体で自然災害(DR)やサイバー攻撃に直面した場合の信頼性を保証します。

「Veeam Backup & Replication v12」の主な特徴

  • オブジェクトストレージへの直接バックアップ:オンプレミス環境およびクラウドオブジェクトストレージの無制限のスケーラビリティを最大限活用します。Veeamが提携している幅広いオブジェクトストレージパートナーのエコシステムに直接バックアップを送信するか、エッジロケーションをクラウドオブジェクトストレージに直接バックアップできるようになります。
  • あらゆるワークロードに対応した不変性:信頼できるパートナーベンダーによる包括的かつエンタープライズレベルでバックアップデータの不変性(書き換え不能)オプションを提供。オンプレミスのオブジェクト、ブロックストレージ、ファイルストレージ、強化(書き換え不能)リポジトリ、重複排除ストレージアプライアンス、クラウドオブジェクトストレージ、テープなどあらゆるワークロードに対応し、サイバー攻撃後もバックアップデータがクリーンな状態で常に復元できるようにします。
  • サイバーレジリエントの強化:あらゆるワークロードの自動化とリカバリのオーケストレーションにより、感染のないクリーンなデータのみを識別、警告、復元できるようにすることで、ランサムウェア攻撃に迅速に対応します。多要素認証(MFA)、Windows用パスワードレスサービスアカウント(gMSA)、Linux用シングルユースクレデンシャルをサポートし、組織のゼロトラスト体制を強化します。またKerberos認証オンリーおよびIPv6オンリー環境もサポートし、サイバー攻撃に対する防御力を強化します。
  • ハイブリッドクラウドの最適化:クラウドネイティブのAWSとMicrosoft Azureワークロードのイミュータブルバックアップ、リフトアンドシフトのワークロードを促進する新しいクラウド統合エージェント、統合クラウド監視とレポートにより、ハイブリッドクラウド全体の効率とセキュリティをさらに向上させます。
  • エコシステムの卓越性:Veeam Universal Storage API 2.0と新しいSmart Object Storage APIは、企業のスケーラビリティとオフサイトの回復強化をサポートします。これらの新しいAPIと統合する最初のローンチパートナーとして、Pure StorageScalityObject Firstが含まれています。

Veeamの包括的なモニタリング分析ソリューションは、「Veeam Data Platform」のAdvanced EditionPremium Edition内でインテリジェントな洞察と可視性を提供し、問題が発生する前に原因を特定して解決し、重要なデータを保護することを支援します。新機能が拡張されたV12では、より多くのVeeamバックアップソリューション(Veeam Backup for Microsoft 365を含む)のサポートに対応しました。さらに、新しいモニタリング機能と可視化機能には、不変性レポートとマルチクラウドのデータ保護ステータスが含まれます。これらの新機能は、企業のデータ保護戦略にこれまで以上の価値と洞察をもたらします。

Veeam Data PlatformのPremium Editionは、復元オーケストレーションを含みます。これは復元までの時間を短縮する最も強力なツールの1つで、ビジネスの回復力に対する信頼性を提供します。計画、検証、自然災害からの復旧に必要な手動のプロセスを自動化することにより、企業は運用を簡素化し、バックアップのコンプライアンスを証明することができます。Veeam Data Platformは、Microsoft Azureへのオーケストレーションリカバリ、Veeam Agentsバックアップの仮想マシン(VM)としての即時リストア、ランサムウェア感染のないクリーンなデータをリカバリ用の自動ロールバックリカバリを自動化して提供するようになりました。

プラットフォームの拡張機能として、Kasten K10 by VeeamによるKubernetesのバックアップ、Veeam Backup for Microsoft 365、Veeam Backup for SalesforceなどのプロダクトもVeeam Data Platformエディションのいずれかに追加、または単独で運用することが可能です。

ランサムウェアに対する新しい保証サービス「Veeam Ransomware Warranty」

Veeamは、ランサムウェア対策の主要なパートナーとして、企業が自信を持って最悪のシナリオに備えることができるように、ランサムウェアに対して多層的なアプローチを取っています。Veeam Data Platformを補完する新サービス「Veeam Ransomware Warranty」は、ランサムウェア攻撃を受けた場合、Veeamがデータ復旧費用を最高500万ドルまで補償します。対象となるユーザーには、30分間のサポートサービスレベル契約(SLA)、専任のサポートアカウントマネージャー、ベストプラクティス運用のために四半期ごとのヘルスチェック、Veeam認定サービスプロバイダーによるオプションの設計およびインストールサービスが含まれています。さらに、Veeamは、ランサムウェアによるデータ復旧の訓練を受けたセキュリティサポートの専門家チームであるVeeam Ransomware SWATチームを立ち上げ、攻撃発生時にお客様のビジネスを守るための支援体制を強化します。

コメント

Veeam Software 最高技術責任者(CTO) 兼 製品戦略担当シニアバイスプレジデント、ダニー・アラン(Danny Allan)は、次のように述べています。

「Veeamの『2023データプロテクションレポート』によると、85%の組織が過去12ヶ月間に少なくとも一度はサイバー攻撃を受けており、これは昨年の76%から増加しました。ITリーダーたちは、自社のデータがまだ十分に保護されていないと感じています。また、IT環境がより複雑になっていることから、最新のデータ保護が企業の全体的なサイバー対策計画に統合されなければならないことは明らかです。Veeam Data Platformは、Veeamソリューションのベストを結集させ、セキュリティの確保、信頼できるデータ復旧とデータ移動の自由さを備えた単一のプラットフォームであり、お客様が自社のニーズに合った適切なソリューションを活用し、ビジネスを継続できるように設計されています」

※その他コメントについては、原文をご覧ください。

Veeam Softwareについて

Veeamは、ハイブリッドクラウドにおけるデータセキュリティ、データ復旧、自由なデータ移行を通じたレジリエンスを企業に提供します。Veeam Data Platformは、クラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境向けの単一ソリューションで、アプリやデータを常に保護・利用可能にすることで、企業の事業継続を支援しています。Veeamは、米国オハイオ州コロンバスに本社を置き、世界30か国以上で事業所を展開しています。フォーチュン 500の82%以上、グローバル 2,000の72%以上を含む45万社以上のお客様を保護しています。Veeamのグローバルエコシステムには、3万5,000社以上のテクノロジーパートナー、リセラーパートナー、サービスプロバイダー、アライアンスパートナーが含まれています。公式HP(https://www.veeam.com/jp)、LinkedIn(@veeam-software)、Twitter(@veeam_japan