データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
Veeam’s guidance for customers affected by CrowdStrike’s content update

Veeam、最新版『Veeam Backup & Replication v11』を発表 200以上の機能強化、ランサムウェアとデータ損失を排除、 最新データ保護の単一プラットフォームを提供

バックアップ、レプリケーション、ストレージスナップショット、 そして新たに継続的データ保護(CDP)を加えて、4 in 1ソリューションとして提供

クラウド・データ・マネジメントを実現するバックアップソリューションのリーダー企業であるVeeam Software(以下、Veeam)は、主力製品の最新版『Veeam Backup & Replication v11』(以下、v11)の一般提供開始を発表しました。クラウド、仮想、物理のいずれの環境にも対応した最新のデータ保護ソリューションを提供します。包括的なデータマネジメントのための4 in 1ソリューションには、200以上の新機能と機能拡張を搭載しています。AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud Platformのハイブリッドクラウドおよびマルチクラウド環境の複雑さに対応しながら、データのライフサイクル全体の保護を可能にする、堅牢性と柔軟性を備えています。

Veeamの最高技術責任者(CTO)兼製品戦略担当シニアバイスプレジデントであるダニ―・アラン(Danny Allan)は以下のように述べています。

「昨年発表したv10は、現在、ダウンロード数70万を超えています。今回、その最新版にあたるv11を発表することができました。v11は、バックアップやクラウド、ディザスタリカバリ、セキュリティ、自動化の強化を含む200以上の追加機能を搭載しています。これはVeeamのイノベーションのスピードと、お客様やパートナーのニーズに対応する姿勢、ならびにデータの信頼性に関する需要への当社の強いコミットメント表しています」

451 Researchの調査によると、企業の69%、75%以上の従業員がリモートワークを効果的に行えるようになったと回答しています。しかし、ワークロードがマルチクラウド環境でのエコシステムへと急速に移行し、リモート業務が増加する中、データの管理とコントロールはかつてないほど困難になっています。2020年に生まれたこうした新たなデータ保護の課題や、今後想定される問題に対応するため、新製品v11では信頼性の高いセキュリティ技術とランサムウェア対策を強化しました。これにより、現在および将来的にわたって増加が予測されるサイバー脅威のリスクを低減し、あらゆる規模の企業にかつてない回復性(レジリエンス)を提供します。

新製品『Veeam Backup & Replication v11』の主な特長

  • 継続的データ保護(CDP)によるディザスタリカバリ
    CDPを内蔵することで、Tier-1にあたるVMwareワークロードのダウンタイムを排除し、データ損失を最小限に抑えます。また、最適な目標復旧時点(RPOs)により、最新の状態または指定時点へ、即時の復元を実現します。
  • 信頼性の高いランサムウェア対策
    SEC 17a-4(f)、FINRA 4511(c)、およびCFTC 1.31(c)-(d)の規制に準拠した、書き換え不能の強化されたLinuxリポジトリでバックアップを安全に保ちます。汎用サーバーによりハードウェアのロックインを避けながら、ランサムウェアや悪意のあるマルウェアによる暗号化や削除を防ぎます。
  • クラウドへのアーカイブ機能(AWS S3 GlacierとAzure Blob Archive)
    Amazon S3 Glacier(Glacier Deep Archiveを含む)、Microsoft Azure Archive Storageを新たにネイティブサポート。最新のVeeam Scale-out Backup Repository Archive Tierによるエンドツーエンドのバックアップのライフサイクル管理を実現します。データの長期アーカイブならびに維持にかかるコストを最大20分の1まで削減し、手動のテープ管理を置き換えます。
  • Google Cloud Storageを新たにサポート
    Veeam Scale-out Backup Repository Capacity Tierに、Google Cloud Storageサポートを新たに追加しました。これによりクラウドのオブジェクトストレージの選択肢を拡大しました。
  • インスタントリカバリの拡張
    インスタントVMリカバリの先駆者として、Microsoft SQL、Oracleデータベース、NASファイル共有のインスタントリカバリ機能を搭載しました。最短の目標復旧時間(RTO)を実現します。
  • Veeam Agent for Mac が新登場
    既存のVeeam Agent(Microsoft Windows、Linux、IBM AIX、Oracle Solaris対応)に加え、新たにmacOS版が登場。エンドユーザーのデータバックアップを拡大します。
  • BaaS & DRaaSがVeeamと連携
    Veeamと連携するサービスプロバイダーとの協力により、包括的なマネージドバックアップを実現します。v11の価値を最大化するために必要なサービス、ソリューション、専門知識が揃います。

Veeamは、180カ国以上の主要なクラウドサービスプロバイダーやマネージドサービスプロバイダーとのパートナーシップにより、BaaS(Backup as a Service)とDRaaS(Disaster Recovery as a Service)を市場に提供しています。今回、新しい『Veeam Service Provider Console v5』(以下、v5)により、データ保護運用の集中管理、監視、お客様のセルフサービスのためのアクセスを可能にするウェブベースのプラットフォームを提供し、サービスプロバイダーがVeeam Backup & Replicationをシームレスに連携できるようになりました。v5では、LinuxとMac向けのバックアップ管理の拡張、AWSとAzureなどクラウドネイティブのバックアップの監視とレポート、マルチファクター認証(MFA)によるセキュリティの強化、インサイダーの脅威からの保護などの機能が追加されています。

『Veeam Availability Suite v11』には、『Veeam Backup & Replication v11』の広範なバックアップおよびリカバリ機能に、『Veeam ONE v11』の監視、レポート作成、分析機能が搭載されています。お客様がマルチクラウド環境で比類のないデータの可用性、可視性およびガバナンスを達成できるようになり、完全なデータ保護と透明性の確保を可能にします。さらには、『Veeam Disaster Recovery Orchestrator』(旧 Veeam Availability Orchestrator)を包含した新しいVeeam DR Packを、『Veeam Availability Suite』または『Veeam Backup & Replication』の新規ないし既存の購入に追加することで、サイト復元の自動化とディザスタリカバリテストを可能にして事業継続性を強化します。

v11は本日よりダウンロード可能です。オンプレミス、クラウドにわたる全ワークロード間のポータビリティと柔軟性を確保するクラウド対応ライセンス、Veeamユニバーサルライセンス(VUL)にすべての機能が含まれています。VULはマルチクラウド環境におけるさまざまな種類のワークロードの保護を簡単にし、追加コストなしでライセンス転送を可能にします。AWSおよびAzureネイティブのバックアップとリカバリにVeeam製品をご利用の場合、v11へのアップグレード時に、6ヶ月間追加費用なしで利用できる25本のVULライセンスが供与されます。

コメント

Evaluator Group Data Protection and Multi-loud Data Managementシニアナリスト、クリスタ・マッコーマー(Krista Macomber)氏

「お客様は、シンプルさとコスト削減を実現しながらデータ保護の要件を満たすという非常に難しい課題に直面しています。v11の発表は、厳格なSLAへの対応、災害対策やランサムウェア対策によるダウンタイムやデータ損失の軽減、データ保持に関するコンプライアンス要件への対応など、こうしたお客様のニーズに応えています」

HPEストレージ Collaborative Platform Developmentバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、クリス・パワーズ(Chris Powers)氏

「HPEは、企業が事業継続性を回復、維持するための優先順位とニーズに対応しながら、それに不可欠なインテリジェントストレージソリューションの提供に尽力しています。お客様はVeeamを導入することで、ビジネスを加速させるために必要な重要なデータを安全かつ容易にいつでも利用可能になります。v11は、HPE Primeraのミッションクリティカルなストレージ向けに非同期スナップショットレプリケーションのサポートを追加しました。これによりHPE StoreOnceとHPE Cloud Volumes Backup向けのCatalyst Copyが改善されます。HPE Apollo 4510 Gen10システムを使用した場合、史上最速の包括的なバックアッププラットフォームのパフォーマンスを実現できることを嬉しく思います」

Global Data Vault(Platinum Veeam Cloud & Service Provider Partner) CEO、ウィル・バキッチ(Will Baccich)氏

「包括的なBaaSならびにDRaaSソリューションの提供は、お客様の限られたリソースでより多くの課題を解決しなければならないという負担の軽減を求める市場ニーズに応えるものです。Veeamは、最高のテクノロジーと優れたサポートを提供してくれます。Veeam Service Provider Consoleのバージョン5でリリースされた新機能により、データマネジメントをさらに効率化しお客様の最重要事項に集中できるようになりました」

Bupa Dental UK ソリューションチームマネージャー、マイク・コンジョイス(Mike Conjoice)氏

「ヘルスケアプロバイダーの当社は、データの長期保存ポリシーに従う必要があります。UI内に溜まるAzure Archive Storageデータサイズは膨大で、企業内ではさらにボリュームが増え続けています。今回、Veeamの最初の見積りだけでも、アーカイブバックアップの10倍のコスト削減が見込まれます。データドリブン経営においてMicrosoft SQLのインスタントリカバリを追加することで、厳密かつ重要なRPOとRTOを十分に満たす可用性の高いソリューションを実現します。BIと患者データがいつでも利用可能であることは、患者であるお客様が理想的なカスタマージャーニーを実現できることを意味しています。さらには事業者としてこれらのデータを活用し、これからのさらなるエクスペリエンス向上を目指します」

Clough Group エンタープライズ・インフラストラクチャ・マネージャー、ジェイク・ジャヤティラカ(Jake Jayatilaka)氏

「絶え間ない製品の改善を続け、迅速なアップグレードと機能拡充サイクルを実現するVeeamに信頼を寄せています。クラウドネイティブの統合、オブジェクトストレージ、より安価なストレージへの自動アーカイブのための新しいArchive Tierなど、パブリッククラウドの機能に焦点を当てたVeeam製品は、当社のレガシーインフラからの脱却実現を後押ししてくれます。Veeamの製品アップデートは、当社の成長と歩調を合わせてきたと言っても過言ではなく、われわれの事業を力強く支援しています」