Veeam Backup & ReplicationがvSANで認定

これが何を意味しているのかと誰かに聞かれ、この質問を基に説明を始めるのが良いかもしれないと考えました。VMware vSANは、Software-Defined Storageを提供する、VMware vSphereの素晴らしい機能の1つです。この機能ではESXiとvCenterをインストールできます。ホストがSSDとHDDを組み合わせている場合やSSDのみの場合、数クリックするだけでvSANが有効化され、すべてのホストで共有できるストレージを手にすることができます。ストレージをプロビジョニングするという従来型のプロセスとは全く異なります。別のホストを追加して、プロセッサ、RAM、ストレージを増加させることもできます。vSANがVMwareでもっとも早いペースで売れている製品の1つである主な理由は、ストレージのプロビジョニングと管理が容易であるという点です。

Veeamは2014年6月にvSANのサポートを開始しました。それ以前も、実際にVeeamのお客様は、仮想マシン(VM)をバックアップし、さらにはvSANでホストされているVMを問題なくリストアできましたが、サポートの開始によって、洗練された重要なロジックが追加されました。この洗練されたロジックにより、VeeamプロキシがVMとして同じホストにある場合に、別のホストの別のプロキシではなく、確実にそのプロキシがバックアップを行うようになります。つまり、ネットワーク・トラフィックがより少なくなり、バックアップの速度が向上します。VMがホストAにあるにもかかわらず、ホストCのプロキシがバックアップを行えば、ネットワークを横断するトラフィックは増加します。

Veeamはまた、仮想マシンと関連するストレージ・ポリシーのバックアップとリストアもサポートしています。リストアでは、同じポリシーがデフォルトでひも付けされていますが、適宜別のポリシーを選択することもできます。以下の図を参照してください。

図1:vSANでバックアップされたVMのリストア

ストレージ・ポリシーにより、VMが必要とする適切なストレージ・パフォーマンスとその他の要件が提供されるため、これは非常に重要です。リストアでは、VMに確実に同じポリシーが適用される必要があり、Veeamはそのように対応しています。また、ポリシーの変更を選択することも有用です。

Veeamは、vSANが普及し、より多くのお客様がvSANを使用していることを認識したため、Veeam Management Pack for Microsoft System Center v8にvSANのサポートを追加しました。約70以上のモニターがこのサポートに含まれ、各モニターには、モニターにいつ警告が表示されるかを説明するナレッジ・ベースの記事が付属します。重要なクラスタの状態をリアルタイムに可視化でき、さらには極めて有用なVeeam Morning Coffee Dashboardの一部となります。vSANに関連する警告の例を以下に示します。

図2:Veeam SCOM MPの一部のvSAN警告リスト

Veeamは最近、VMware vSAN 6.5の発売に伴い開始されたVMware Ready for vSANプログラムへの参加を招待されました。Veeam Backup & Replicationは徹底的に検査され、データ保護カテゴリ内のVMware Ready for vSANとして認定されました。この最近の開発について詳しくは、こちらのKB記事、およびvSAN HCLのVeeamのリストをご覧ください。

これは何を意味しているのでしょう。vSANでVeeamのソフトウェアを使用すれば、VeeamのソフトウェアはvSANを認識し連携して動作します。つまり、お客様はいつでもVMをリストアできるのです。

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