お客様やパートナー様に最も好評を博した拡張機能の1つは、Veeam Explorerでした。これは、広く使用されているアプリケーションの高速リカバリを提供します。この数年の間で、驚くほど使いやすいVeeam Explorerは、MicrosoftのActive Directory、Exchange、SharePointおよびSQL Serverなどのクリティカルなデータセンター アプリケーションに対応してきました。今年後半にリリースされるv9には、新しくVeeam Explorer for Oracleが追加されます。さらに、既存のVeeam Explorerについても、新たにいくつかの大掛かりな機能強化が図られます。

それではまず、Veeam Explorer for Oracleについてご紹介します。Oracleデータベースは、実際に最先端のデータセンターのバックボーンである最もクリティカルなアプリケーションに頻繁に使用されるという独自の特徴を持っています。Veeam Explorer for Oracleは、次の機能を提供します。

  • トランザクションレベルのリカバリ
  • トランザクション ログのバックアップと再生

既存のVeeam Explorerでおなじみの機能ですが、Oracleデータベースは、サポートされている他のアプリケーションとは全く異なります。このため、Veeam Explorer for Oracleも、他のVeeam Explorerとは異なります。具体的には、このVeeam Explorerは、Windows VMおよびLinux VMで稼働する両方のOracleをサポートし (拍手するのは最後までお待ちください)、Automatic Storage Management (ASM) と完全な互換性があります。

これらのリカバリ オプションで極めて重要なのは、データ消失シナリオに最適な方法でリカバリを行うことができるという点です。例えば、誰かが、データベースのテーブルに格納されているレコードを削除してしまった場合、VM全体を前日の夜のバックアップに復元することは、この状況から抜け出す最善策ではありません。これは、複数のアプリケーションが、異なるデータベース間でそのデータベース サーバーを使用している可能性がある場合に特に言えます。

では、まずトランザクション ログのバックアップと再生について説明しましょう。これは、追加のリカバリ オプションをVeeam Explorer for Oracleで実現するメカニズムです。Microsoft SQL Serverのサポートと同様、トランザクション ログ ファイルをOracleサーバーからバックアップ リポジトリに移行するサブジョブがあり、これのジョブが、追加のリカバリ オプションをVeeam Explorer for Oracleで使用できるようにします。

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イメージレベルのバックアップとトランザクション ログのバックアップは、個々のデータベースを、イメージベースのバックアップの時点、またはログ再生により、特定の時点 (分単位)または特定のトランザクションに復元するために使用できます。これは、インスタントVMリカバリ、ファイルレベルのリカバリなどのVeeam Availability Suiteで使用可能な他のすべてのリカバリ オプションに追加されるオプションであることに注意してください。

Veeamは、MicrosoftのActive Directory、Exchange、SharePointおよびSQL Serverに対応するVeeam Explorerについても大きな機能拡張を図ったことも発表しました。これらの拡張機能のうち、特に注目すべき機能をいくつか紹介しましょう。

Veeam Explorer for Active Directory: きめ細かなリカバリは、v9で一新されます。Active Directory統合DNSレコードに加えて、グループ ポリシー オブジェクト (GPO)も復元できるようになります。これは、消失された、または間違って変更されたオブジェクトの復元で発生する深刻な問題を解決します。しかし、このVeeam Explorerで最も強力な拡張機能は、構成パーティション オブジェクトを復元できるようになったことです。これは、VeeamがActive Directoryのエキスパートの新たな関心を引く機能になることでしょう。

Veeam Explorer for Exchange: v9で、この人気の高いVeeam Explorerは、E-Discovery (電子情報開示) タスクに大いに役立つ2つの機能を特徴とします。1つ目は、詳細なエクスポート レポートです。これには、Veeam Explorer for Exchange内で、何がどこからエクスポートされたか、またどんな検索条件が使用されたかを明確に示されています。このレポートは、管理者に送信することができ、エクスポートされたPSTファイルも含まれます。さらに、Veeam Explorer for Exchangeは、検索クエリのエクスポート サイズを推測できるようになります。これは、一部のユーザーにとっては、多数のメールボックスがファイル システムのようなものなので、特に有用です。エクスポートされる特定のクエリ結果がどのくらいの大きさになるかを知ることができます。

Veeam Explorer for SharePoint: Veeam Explorer for SharePointでは、サイト全体、サイト コレクションおよびリスト、アイテム パーミッションの復元がサポートされるようになります。さらに、Veeam Explorer for SharePointは、復元タスクにリモート ステージングSQL Serverを使用できるようになります。これは、Veeam Explorer for SharePointタスクの一部としてSharePointデータベースを「マウント」するために、Veeam Backup & Replicationサーバー上のローカル データベースは使用されないことを意味します。SharePointデータベースが、Veeam Backup & ReplicationコンソールにインストールされたSQL Server Express環境でデフォルトによりサポートできる大きさよりも大きい場合に役立ちます。

Veeam Explorer for SQL Server: このVeeam Explorerに対して最も要求が多いのは、テーブルレベルのリカバリを組み込むことです。このため、v9では、Veeam Explorer for SQL Serverで実現されるきめ細かなリストアが、データベース内の特定のテーブルにも適用できるようになります。さらに、v9のVeeam Explorer for SQL Serverは、リモート ステージングSQL Serverもサポートします。

どのVeeam Explorerも、復元タスクで最高の柔軟性を発揮して、データセンターのアプリケーションの可用性を最大限にするために、最短の目標復旧時間 (RTO) と目標復旧時点 (RTO) を実現することができます。

以下に、まもなく登場するこのエキサイティングな新機能の詳細とVeeam Availability Suite v9の詳細に関するリンクをいくつか示します。

Veeam Availability Suite v9のページ

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Veeam Explorer for Oracleが新登場、既存のExplorerも機能拡張, 4.0 out of 5 based on 1 rating