| 機能 | Veeamのメリット | 競合ベンダーの制約 |
| データの保護 | ||
| レプリケーション |
Veeamの組み込みCDPレプリケーションにより、VMware VMのデータ消失とダウンタイムをRPO/RTOを秒単位で最小限に抑えます。汎用のCDPは、エージェントベースのCDPによって、任意のWindowsマシンにも保護を拡張します。 |
秒単位のRPOを実現するCDPレプリケーションはありません。一部のベンダーはVMレプリケーションをバックアップ製品に統合していますが、ほとんどの場合VMwareのみのサポートで、バックアップデータを元にしたレプリケーションしかできない(本番VMからのレプリケーションは不可)などの制限により、1時間未満のRPOを達成できません。 |
| バックアップ |
スナップショットを用いたイメージベースのシングルパスバックアップでバックアップを高速化し、影響を最小限に抑えます。さらに、VM、クラウドインスタンス、サーバー、アプリの検出・保護を自動化します。 |
ほとんどのベンダーは、高度なバックアップ機能を備えていないか、最上位ライセンスエディションにのみ含めている、またはアドオン(例:データ削減)として提供しています。アプリケーションを認識したバックアップにはエージェントを必要とするベンダーが複数存在します。 |
| バックアップのアーカイブ |
パフォーマンス層またはキャパシティ層から長期保持用バックアップをアーカイブ層に自動的に転送することで、ストレージコストを抑えることができます。アーカイブ層は、Amazon S3 Glacier、データアーカイブ機能を備えたあらゆるS3互換オブジェクトストレージ、Azure Archive Storageに対応しています。 |
ほとんどのベンダーは、AWS、Azure、Wasabi、Backblazeなどのオブジェクトストレージプラットフォームにバックアップを保存できます。しかし、複数のベンダーはコールドストレージをサポートしておらず(ホットまたはクールのみ対応)、パフォーマンス、キャパシティ、アーカイブの各ストレージ階層間での自動バックアップ階層化に対応していません。 |
| データの復元 | ||
| インスタントリカバリ |
VMやクラウドワークロードのインスタントリカバリによりダウンタイムを最小化します。バックアップからイメージを直接、VMware、Hyper-V、AHV、Azure、データベース、ファイル共有などの各ホストにマウントできます。 |
多くのベンダーが提供するのはVMwareおよびHyper-Vのみを対象としたインスタントリカバリで、他のワークロードには対応していません。また、復元の最終処理は手動で行う必要があります(例:ハイパーバイザーコンソールを使用したStorage vMotionなど)。1度のインスタントリカバリジョブごとに1台のマシンしか復元できないベンダーもあります。 |
| クロスプラットフォームの復元 |
仮想、クラウド、物理プラットフォームの幅広い組み合わせを横断してデータの移行や復元を行えます。Veeamのクロスプラットフォーム間の双方向復元により、プラットフォーム間でデータを移動できます。 |
クロスプラットフォームのリストア機能がなかったり、VMwareやHyper-Vに限定されているベンダーが多い中、Veeamはクラウドへの直接リストアを含め、プラットフォームをまたいだシームレスな自動復元を提供します。手動変換は不要で、制限もありません。 |
| アプリケーションアイテムのきめ細かい復元 |
高度な検索とフィルター機能により、Exchange、SQL、Oracle、SAPなどの主要アプリケーションのバックアップ、スナップショット、レプリカから、個別のアイテムを迅速、正確かつ簡単にリストアできます。 |
ほとんどのベンダーは、きめ細かな復元は限定的にしか提供しておらず、対象もExchangeやSQLなどに限られます。エージェントやサードパーティツールが必要な場合もあります。多くのベンダーはアイテムのエクスポートやダウンロードのみ対応しており、本番環境へのリストアはできず、トランザクションログ管理を提供するところもほとんどありません。 |
| サイバー回復力 | ||
| 脅威の検出 |
Veeamの広範な脅威検知機能(機械学習エントロピー分析、ファイルアクティビティ、IoC、組み込みおよびサードパーティの署名、YARA、Recon Scanner、外部エンジンアラート)により、より多くのサイバー脅威を検知できます。 |
多くのベンダーはバックアップの変更のみを監視して脅威を検出しているため誤警報のリスクがあり、署名、機械学習エントロピー分析、侵害指標(IoC)、YARAエンジン対応などの高度な検出機能が不足しています。 |
| マルウェアフリー復元 |
Secure Restoreで再感染を防ぎます。最新の署名やルールを使用してリストアポイントにマルウェアがないかスキャンし、脅威が検出された場合は復元を中止し、クリーンなデータのみが本番にリストアされるようにします。 |
ほとんどのベンダーは復元時にバックアップをスキャンしないため、署名が古くバックアップ時に見逃されたマルウェアによる再感染の危険性があります。スキャンを行うベンダーでも、サポートしているアンチウイルスツールはごく一部に限られており、Veeamのような広範かつ最新の検出機能とは異なります。 |
| クリーンルーム |
隔離されたクリーンルームで感染したシステムを安全に調査します。フォレンジックやスクリプトを実行し、バックアップやスナップショットから安全な環境へデータを復元しながら、本番サイトのクリーンアップを行います。 |
他のベンダーでは、分離された環境でフォレンジックやカスタムスクリプトを実行することはできません。他社の復元テストはVMの起動、pingテスト、スクリーンショットに限られ、通常はバックアップにのみ適用されます。 |
| スコアリングと推奨事項 |
自動化されたチェックと推奨事項により、Veeamソリューションを保護します。脅威センターのダッシュボードはセキュリティスコアを表示し、問題の早期発見と迅速な解決をサポートします。 |
自動化されたセキュリティチェックと推奨事項はありません。顧客をユーザーガイドに案内するだけです。 |
| アーキテクチャ | ||
| データのポータビリティ |
Veeamのポータブルかつ自己完結型のバックアップファイルにより、バックアップインフラストラクチャが故障してもデータを容易に復元でき、ハードウェアやプラットフォームを問わず、依存関係なしに真のデータのモビリティを実現します。 |
ほとんどのベンダーのバックアップファイルは、外部のバックアップインフラストラクチャコンポーネント(管理サーバー、重複排除カタログなど)に依存しています。このため、これらのコンポーネントがないとバックアップの復元が不可能であるか、または非常に遅くなります。 |
| ストレージオプション |
Veeamはストレージ非依存なので、パフォーマンスのニーズまたは予算に合ったあらゆるストレージ機器を利用できます。バックアップをあらゆるハードウェア(直接接続型ストレージ、NAS、重複排除アプライアンス、オブジェクトストレージなど)に保存できます。 |
すべてのベンダーは、DAS、NAS、SAN、オブジェクトストレージ、テープなど、さまざまなストレージベンダーの幅広いストレージプラットフォームにバックアップを格納できます。ベンダーは通常、重複排除アプライアンスをサポートしていません。 |
| アプライアンスの提供 |
高額なコストやハードウェアの制限を気にせず、アプライアンスのシンプルさと組み込みのセキュリティを享受できます。Veeamの事前強化済みソフトウェアアプライアンスは、ハードウェア非依存でスケーラブル、一元管理が可能であり、柔軟なライセンス体系とモジュール式の拡張機能を備えています。 |
ほとんどのベンダーはアプライアンスのフォームファクタを持たず、ソリューションをソフトウェアのみで提供しています。一部のベンダーはOVAを提供していますが、強化やセキュリティ対策が事前に施されていません。一部のベンダーは、限られたハードウェアモデル向けに導入できる物理アプライアンスを提供しています。 |
| SaaS提供 |
VeeamのマネージドバックアップサービスをVeeam Data Cloudで利用することで、データの回復力を簡素化できます。サービスには、Microsoft 365バックアップ、Entra IDバックアップ、Salesforceバックアップ、Azureバックアップ、そしてセキュアなクラウドストレージ(Veeam Data Cloud Vault)が含まれます。 |
ほとんどのベンダーは、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどの限られたワークロードに対してのみSaaSを提供しています。独自クラウド上で安全なストレージを提供しているベンダーもありますが、AWSやAzureほどのサイバーセキュリティの専門性には及びません。 |
| ワークロードのサポート | ||
| ハイパーバイザー |
VMware、Hyper-V、Nutanix AHV、Oracle VM、Red Hat VM、Proxmox VE、Scale Computing HyperCoreなど、業界最大級の主流ハイパーバイザーにネイティブ統合し、ハイパーバイザー上のデータを保護します。 |
ほとんどのベンダーは、VMwareとHyper-Vのみをネイティブで保護しています。Proxmox VEなど、さらにいくつかのハイパーバイザーをサポートするベンダーもあります。 |
| クラウドハイパースケーラー |
VeeamはAWS、Azure、Google Cloud上のデータをネイティブに保護します。主要クラウドプラットフォーム上のVM、クラウドネイティブデータベース、NAS、オブジェクトストレージ、仮想プライベートネットワーク設定を保護します。 |
ほとんどのベンダーは、AWSやAzureなど単一のクラウドハイパースケーラーのみを保護し、コンピュートインスタンス(例:EC2)にのみ注力しているため、クラウドネイティブのデータベース、オブジェクトストレージ、ネットワーク設定は保護されません。 |
| SaaSアプリケーション |
主要なSaaSアプリケーション(Microsoft 365、Entra ID、Salesforce)のデータを、高度なバックアップと復元オプション、さらにSalesforce向けのデータアーカイブとサンドボックスシーディングによって保護します。 |
SaaSアプリケーションにまだ対応していないベンダーも一部存在します。他社の多くは、Microsoft 365とGoogle Workspaceのみに限定されています。 |