データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
Veeam’s guidance for customers affected by CrowdStrike’s content update

近鉄グループホールディングス、クラウドおよびオンプレミス環境の データマネジメントにVeeamを活用

統一バックアップ基盤により私鉄日本一の路線距離を担う鉄道サービスの可用性を向上

クラウド・データ・マネジメントを実現するバックアップソリューションのリーダー企業であるVeeam Software(以下 Veeam)は、近鉄グループホールディングス(以下、近鉄グループ)が単一のバックアップ基盤としてVeeam Backup & Replication Enterprise ソリューションを採用し、クラウド・データ・マネジメント環境を構築したことを発表しました。これにより、運用効率が合理化され、運用サービス向けシステム構築やアプリケーションの新規開発・検証といった本来業務に人的リソースや時間を投資できるようになりました。

また、Veeamのソリューションにより事業継続計画が強化されます。今後、グループ内連携強化によってデータ集約が加速すると、データの迅速なバックアップとリストアが必須となります。それらについても、Veeamのソリューションが対応していきます。

1日の全路線利用者数、最大約150万人に及ぶ近畿日本鉄道が主体の近鉄グループは、事業継続計画および災害復旧対策の強化や、デジタルトランスフォーメーション(DX)シフトによるビジネスプロセス全体の改革を進めています。近鉄グループ全体の各種システムの企画・設計・開発・保守・運用を担当する近鉄情報システム株式会社(以下、近鉄情報システム)とともに、グループ各社のオンプレミス環境をパブリッククラウドに全面移管するプロジェクトを推進しています。

これまで近鉄グループは、バックアップに複数のベンダーを導入していたため、基盤のサイロ化による運用の非効率化や、バックアップデータの取得に時間がかかるなど、複数の課題が発生していました。現在のオンプレミス環境とパブリッククラウドが混在する環境における安定稼働とバックアップ運用負荷の軽減のため、シンプルに統一されたバックアップ基盤の構築が急務となっていました。

Veeam Backup & Replication Enterprise ソリューションは、災害復旧対策やDXシフトなど次世代の運用課題にも対応できるよう設計されています。クラウド、仮想、物理のワークロード全体で強力なアベイラビリティを実現し、保存場所やワークロードの種類を問わず、データを保護することが可能です。今回、シンプルで使いやすいインターフェースやオンプレミスでもクラウドでも同じ運用フローが適用可能な柔軟性の高さ、トータルコストといった製品面だけではなく、ハンズオントレーニングといったヴィーム・ソフトウェアのサポート面が評価され、近鉄グループの統一データバックアップ基盤として採用されました。

導入の効果

Veeamで統一基盤を構成、自前の容易な運用も実現、運用効率が大幅改善
複数の異なるバックアップ運用をVeeamに統一することで一元管理が可能になり、効率化を大きく促進しました。さらに、今までのベンダーに依存していたバックアップ関連運用から脱却し、自分たちで構成変更ができるようになったことで、従来はべンダーに依頼して2週間かかっていた構成変更が、今はわずか1時間ほどで完了できるようになりました。

受け身から攻めの業務への転換が実現
これまでオペレーションが中心だった近鉄情報システムは、運用が容易なVeeamの導入により、運用サービス向けシステム構築やアプリケーションの新規開発・検証といった本来業務に人的リソースや時間を投資できるようになり、ビルダーへの転換を実現しました。

クラウドモビリティを実現できる素地を実現
近鉄グループの掲げるクラウドファーストを支えるVeeamは、データやワークロードの移行に最適なツールとしてデータを保護します。さらに、オンプレミスとパブリッククラウド間を跨いだデータ・マネジメント・プラットフォームとして機能する素地を実現しています。

近鉄グループホールディングス株式会社 総合企画部 課長 伊東 剛志 氏は、「近鉄グループ内での連携や事業横断ビジネスなどグループシナジーが加速し、グループのデータが集約するのに伴い、データの迅速なバックアップとリストアが必須になっていきます。Veeam導入は事業継続の頑強性を補完するだけではなく、近鉄グループの今後の成長のためにも必要な基盤であると考えています」と述べています。

ヴィーム・ソフトウェア株式会社 執行役員社長兼バイスプレジデント 古舘 正清は、「私鉄最長の営業距離を持つ近鉄グループに採用いただき光栄です。近鉄グループがめざすクラウドファーストのビジネスイノベーション、クラウド・データ・マネジメントの実現を支援してまいります」と述べています。

近鉄グループホールディングスについて

大阪・奈良・京都・三重・愛知を結ぶ路線距離私鉄日本一の鉄道とバス・タクシーなどを担う運輸事業、「あべのハルカス」に代表される商業施設や住宅の企画・開発・運営する不動産事業、近鉄百貨店・駅ナカ・食品スーパーを展開する流通事業、都ホテルズ&リゾーツなど23のホテル・旅館を展開するホテル事業、「志摩スペイン村」など各種エンターテインメントを提供する観光・レジャー事業など、生活総合サービス事業を幅広く展開。“「いつも」を支え、「いつも以上」を創ります。”を経営理念とし、人々の暮らしに新たな喜びと豊かさを提供している。https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/index.html