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VeeamがVeeam FastSCP for Microsoft Azureと新しいVeeam Management Pack v8 for System Centerを発表

Veeamの無料ツール ファミリに新たに追加されたVeeam FastSCP for Microsoft Azureは、Azure VMとの間でセキュアなファイル コピーを提供。新しいVeeam Management Pack v8は、リソース プランニングとハイブリッド クラウドの採用を簡易化。

イリノイ州シカゴ : Microsoft Ignite 2015、ブース番号114 – 2015年5月5日 : Availability for the Modern Data Centerを実現する革新的プロバイダーのVeeam Softwareは本日、ユーザーがIT戦略の一環としてMicrosoftのハイブリッド クラウドをより簡単に採用するのに役立つ2つの新しいソリューションVeeam FastSCP for Microsoft AzureとVeeam Management Pack (MP) v8 for Microsoft System Centerを発表しました。現在、これらの製品は共にベータ版で入手することができます。また、Veeamは、2015年5月4日から8日までイリノイ州シカゴで開催されるMicrosoft Igniteのブース番号114において、Veeam FastSCP for Microsoft AzureおよびVeeam Management Pack v8 for System Centerの「先行発表」を行います。

Veeam FastSCP for Microsoft Azureは、ここ数年ITコミュニティに提供されているVeeam無料ツール ファミリに新たに追加されます。このファミリには、他にVeeam Endpoint Backup FREEVeeam Backup Free EditionVeeam ONE Free EditionおよびVeeam Task Manager for Hyper-Vが含まれます。Veeam FastSCP for Microsoft Azureにより、大規模および小規模の両方の組織にとって、ハイブリッド クラウドの使用が簡易化され、加速化されます。

この最も新しい無料ツールは、Azureを利用するIT管理者やIT開発者向けに設計されており、次の機能を提供します。

  • 使いやすく、信頼性があり、高速のファイル コピー : オンプレミスの仮想マシン(VM)とAzureベースのVMの間でのファイル コピーを簡易化
  • セキュアなファイル コピー : データをHTTPSを介して転送するため、オンプレミス展開とAzureの間にVPNトンネルは不要
  • ファイル コピー ジョブの自動スケジューリング : ファイル コピー ジョブのスケジュールを設定してAzure VMとの間で定期的にコピーを行うことができるので、IT管理者に保証と安心感を提供
  • スクリプトの作成が不要 : ウィザードベースのユーザー インターフェイス内で数回クリックするだけでジョブをセットアップでき、スクリプトに関する知識は不要

Veeam製品戦略担当副社長Doug Hazelmanは、「Azureと緊密に統合することにより、Veeamは、お客様のクラウドへの移行を容易にするために、パートナーがビジネス モデルを拡張し、ハイブリッド クラウドの約束を果たすのに役立つソリューションを提供することができます。Veeam FastSCP for Microsoft Azureは、進化するAzureエコシステムに対するVeeamの投資と、ITコミュニティに画期的なソリューションを提供するための継続的な取り組みをソリューションとして具体化した最も適切な例です」と語っています。

Veeam FastSCP for Microsoft Azureは、追加のソフトウェアや新たな購入を必要とせず、しかも、データをオンプレミスの場所からAzure VMに移行するための簡単なツールでありながら、接続問題や管理の複雑さなどの多くの障害を取り除きます。さらに、このツールは、Azure VMとの間でのファイルのコピーを簡易化できる堅牢なソリューションの欠如という、パブリック クラウドの採択を阻害する最大の要因の1つを軽減することにより、Azureの採択を推進します。

Microsoft Azure製品マーケティング ディレクターVibhor Kapoor氏は、「Veeam FastSCP for Microsoft Azureにより、Veeamは、お客様とパートナーがハイブリッド クラウド アーキテクチャを容易に採用できるように、その手助けをしています。Veeam FastSCP for Microsoft Azureは、Azure Marketplace内のVeeam Cloud Connect for Service Providersと共に、Azureコミュニティに大きく貢献し、お客様やパートナーがMicrosoftハイブリッド クラウドを総合的なIT戦略に容易に統合できるようにします」と語っています。

IDCのリサーチ ディレクターPhil Goodwin氏は、「クラウド ストレージは、その経済性と俊敏性により、バックアップとリカバリ、さらには災害復旧のための非常に魅力的なターゲットとなってきています。その一方で、最大の課題となっているのは、クラウドとの間で、信頼性があり、簡単かつ経済的な方法でデータをやり取りできるようにすることです」と説明しています。Veeam FastSCP for Microsoft Azureは、その機能をMicrosoft Azure環境内に提供するために設計されたソリューションです。

もう1つの新しいリリースであるVeeam Management Pack v8 for Microsoft System Centerは、この製品の高度なモニタリング、アラート管理およびレポート作成機能の基盤をもとに構築され、最新のオンプレミスのハイパーバイザー プラットフォームのサポートと新しいハイブリッド クラウド プランニング ツールが追加されました。

Veeam MP v8の主な新機能は、次のとおりです。

  • グローバルなインフラストラクチャ レポート : 新しいインフラストラクチャ サマリ レポートは、仮想インフラストラクチャについて単一の高度なレポート ビューを提供します。このレポートは、ストレージのオーバープロビジョニングなどの分野の詳細な情報を取り込むことにより、ITシステム全体のステータスや効率を決定し、それを経営陣に通知するのを容易にします。
  • 拡張されたハイブリッド クラウド プランニング : パブリック クラウド プロバイダーは、エンタープライズ規模のパブリック クラウド ソリューションを革新し提供し続けているので、企業では、プライベート クラウドとパブリック クラウドを組み合わせたハイブリッド クラウドの採用が始まっています。オペレーションをハイブリッド クラウドに拡張しようとしている企業のために、Veeam MP v8は、オンプレミスのワークロード分析の拡張機能を組み込み、新しいAzure DシリーズVMなどのパブリック クラウド内でワークロードを実行するのに必要となる適切なIaaSリソースを予測します。
  • クラウドベースのバックアップ レポート : Veeam MP v8では、レポート機能が、Veeam Cloud Connect for Service Providersで管理されるAzureベースのバックアップに拡張されています。

Hazelman副社長は、「Veeam Management Packは、定量化が可能で正確なデータを提供することにより、IT管理者が意思決定を容易に行えるようにします。このVeeam MPの最新バージョンは、ビジネス アプリケーションとインフラストラクチャを推進するために必要なオンプレミスとハイブリッド クラウドのリソースについて、プランニング サイクルをさらに短縮でき、正確な予算の作成を可能にします」と付け加えています。

Veeam FastSCP for Microsoft Azureと新しいVeeam Management Pack v8 for System Centerの一般発売は、2015年第3四半期を予定しています。現在、どちらの新製品も、ベータ版の登録受付を開始しています。Veeam FastSCP for Microsoft Azureのベータ版は、http://go.veeam.com/azure で入手することができます。また、Veeam Management Pack v8 for System Centerは、http://go.veeam.com/mp-v8-beta-jpで入手することができます。

リソース

VeeamON 2015 : 2015年10月26日~29日にネバダ州ラスベガスのAria Resort and Casinoで、The World’s Premier Data Center Availability Eventを開催します。Veeamが2年連続で開催するこのイベントには、業界をリードする専門家、Veeamのお客様やパートナー企業が一堂に会し、Always-On Businessの実現について学びます。現在、事前登録を受付中です。