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Veeam Backup for Microsoft Azureの導入で、約800台のサーバーのバックアップを統一し、損害保険業務システムの保護と30%のコスト削減を実現

2023年6月21日 - データ保護とランサムウェアリカバリソリューションのリーダー企業であるVeeam Software(以下、Veeam)は、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)が、保険契約関連業務システムをMicrosoft Azureへ移行する際のシステムバックアップに「Veeam Backup for Microsoft Azure」を採用したことを発表しました。これにより、保険契約関連業務システムのバックアップを統一、ならびに30%のコスト削減効果を実現しました。また、瞬時かつ確実にリストアできるバックアップ環境を構築したことで、保険契約関連業務システムをより高いレベルで保護することができるようになりました。

損保ジャパンでは、保険契約関連業務システムのパブリッククラウド移行に着手しました。本システム群は、保険商品の契約から保険料の収納、事故等の受付、保険金の支払いまで、あらゆる業務で利用されます。万一トラブルに見舞われると、事故や災害に遭われた契約者様への保険金支払いなどに影響を及ぼす可能性があり、システムを保護することは非常に重要であるとみなされていました。また、それまで利用していたプライベートクラウドでのバックアップ環境では、個々のシステムごとに異なるバックアップツールやストレージが使用されるケースがあり、維持運用が高コストな点が課題となっていました。

Veeam Backup for Microsoft Azure」の導入により、システムバックアップ環境を統一することで、個別投資が不要となり、Azure Backupを利用した場合と比較して9年のTotal Cost of Ownership(TCO)で約30%の費用削減が見込まれます。パブリッククラウド移行によるコスト削減効果と併せて、損保ジャパンは大幅なコスト削減を実現することにより、その費用を他の事業に振り分けることができます。また同製品では、どのパブリッククラウドでも同一の環境で統一されたバックアップ運用を行うことができます。損保ジャパンが将来的に、他のパブリッククラウドを活用する際でも、ベンダーロックインを防ぎながら柔軟なマルチクラウド戦略を展開することが可能です。

今回対象となった契約関連業務システムでは、約800台のサーバーが稼働しており、従来のシステム群の規模では、バックアップをすべて完全に取得するのは非常に困難でした。VeeamはAPI連携が容易なため、システムの静止点を担保した整合性のある、かつインフラ全体をカバーする網羅的なバックアップの自動化が可能になりました。

損保ジャパンは、SOMPOホールディングスの中枢を担う損害保険会社として、火災保険や自動車保険など幅広い領域にわたる保険サービスを提供しています。グループのブランドスローガンである「安心・安全・健康のテーマパーク」の下、グローバルなデジタル変革戦略を採用しながら、新たな価値創造に向けた取り組みを全方位で展開しています。

損害保険ジャパン株式会社 IT企画部 システムリスク管理グループ リーダー 山田 秀徳氏は、次のように述べています。

「損害保険会社は社会的に重要な役割を担っていますので、安心・安全で高品質なサービスを常にお客様にお届けする必要があります。VeeamによるAzureネイティブのバックアップ・復元機能、検証機能を活用することにより、Azureを最適化しながら、保険契約関連業務システムをより高いレベルで保護できるようになります」

ヴィーム・ソフトウェア株式会社 執行役員社長 古舘 正清は、次のように述べています。

「世界的な信用を誇るブランドである損保ジャパン様のシステムバックアップを支える一助として貢献できることを、大変嬉しく思います。企業のデータ保護戦略がますます重要になる中、そして市場環境やお客様のニーズに即応するための事業継続をサポートしていくことが重要だと感じています。Veeamは今後も、企業の生命線を握るデータを守る確実なバックアップとリストアならびにシステム運用の自動化により、グローバルなデジタル変革戦略を推進する損保ジャパンを支援してまいります」

損害保険ジャパンについて

損害保険ジャパンは、損害保険事業を核として多彩な保険サービスを展開し、フォーチュン500にランクインしているSOMPOホールディングスの中枢企業である。同グループ最大の事業である国内損害保険事業を担っており、火災保険、自動車保険、自動車損害賠償責任保険、傷害保険、海上保険など、幅広い領域にわたるサービスを個人/法人顧客に対して提供している。2020年に現社名への変更を実施。略称は損保ジャパン。

■損害保険ジャパン 公式ホームページ:https://www.sompo-japan.co.jp/

Veeam Softwareについて

Veeamは、ハイブリッドクラウドにおけるデータセキュリティ、データ復旧、自由なデータ移行を通じたレジリエンスを企業に提供します。Veeam Data Platformは、クラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境向けの単一ソリューションで、アプリやデータを常に保護・利用可能にすることで、企業の事業継続を支援しています。Veeamは、米国オハイオ州コロンバスに本社を置き、世界30か国以上で事業所を展開しています。フォーチュン 500の82%以上、グローバル 2,000の72%以上を含む45万社以上のお客様を保護しています。Veeamのグローバルエコシステムには、3万5,000社以上のテクノロジーパートナー、リセラーパートナー、サービスプロバイダー、アライアンスパートナーが含まれています。公式HP(https://www.veeam.com/jp)、LinkedIn(@veeam-software)、Twitter(@veeam_japan