CrowdStrikeのコンテンツ更新によって影響を受けるお客様向けのVeeamのガイダンス

Veeam、組織のAI導入準備状況を評価するため 新たな「データおよびAIトラスト成熟度モデル」を発表

Veeamの調査によると、経営幹部の80%がAIを安全に拡張できると回答している一方、それを裏付ける証拠を提示できるのは3人に1人に過ぎない結果に

データおよびAIトラスト企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、ニューヨークで開催された「VeeamON 2026」にて、「Data and AI Trust Maturity Model(データおよびAIトラスト成熟度モデル)」の公開を発表しました。これは、AIが単なる支援ツールから、企業データを機械的なスピードで処理する自律的なエージェントへと移行する中、組織がAIのガバナンスと運用をどの程度効果的に行っているかを評価・ベンチマークを行い、強化できるよう設計された、調査に基づいた顧客検証済みのフレームワークです。

業界を問わず、多くの企業はすでにAIを導入することで第一段階を乗り越えています。しかし、AIの導入準備に対する自信と、それを効果的に運用・管理する能力との間には、明らかなギャップが生じています。AIを適切に管理するために必要な統制措置を講じている企業は、はるかに少ないのが現状です。

AIエージェントが企業データに基づいて迅速かつ大規模に自律的な意思決定を行うようになるにつれ、そのギャップは重大なリスクとなりつつあります。Veeamの委託を受けてEmerald Research Groupが実施した調査によると、組織はAIの導入を急ぐ一方で、取締役会や監査人、規制当局に対してその意思決定を正当化するために必要なアイデンティティ・フレームワーク、データ基盤、ガバナンスの整備には追いついていないことが明らかになりました。課題はもはやAIが使用されているかどうかではなく、その行動を理解し、制御し、検証できるかどうかにあります。

調査が浮き彫りにした、拡大するAIへの信頼ギャップ

データおよびAIトラスト成熟度モデルは、データ、セキュリティ、リスク、技術戦略を担当する経営幹部を含む、300名のビジネスおよびテクノロジー分野のシニアリーダーの意見に基づいて作成されています。この調査では、AIに対する野心、自信、そして運用準備態勢の間に一貫したギャップが存在することが明らかになりました:

  • AIはもはや実験段階ではない – 組織の10社中7社近くが、AIが複数の業務機能に組み込まれているか、あるいは業務の中核となっていると報告しており、これはAIシステムやエージェントが、機密性の高い生産データ、顧客記録、意思決定ワークフローに日々関与していることを意味しています。
  • 経営幹部の自信は高い – リーダーの80%が、今後2年間でAIを安全に拡大できる能力に自信を持っていると回答しています。
  • 一方、その自信には裏付けが欠けている場合が多い – 経営幹部の半数近くが、自身の自信は、外部のステークホルダーに容易に提示できるような、実証可能で監査対応可能な証拠よりも、むしろ直感に基づいていると認めています。
  • AIの拡大に伴い、実行上の課題が浮上している – 組織の52%が過去18ヶ月間にAIイニシアチブを縮小したと報告しており、10社中4社が遅延を経験し、28%がイニシアチブを完全に中止しています。
  • 進展の障壁は技術的というより運用的なものである – 主な要因として、AIおよび機械学習のスキル不足(43%)、既存のワークフローやシステムへのAI統合の難しさ(33%)、規制の不確実性(25%)、データ品質の限界(20%)、説明可能性に関する懸念(19%)が挙げられます。
  • ガバナンスの成熟度は導入に追いついていない – 10社中9社近くが何らかの形で正式なAIガバナンス方針を策定していると回答しているものの、必要に応じて直ちに包括的な監査の証拠を提示できると答えたのは3社に1社程度にとどまっています。

これらの調査結果を総合すると、AIの導入は急速に進んでいる一方で、運用面の成熟度はそれに追いついておらず、組織がAIを重要な業務に拡大するにつれて、リスクにさらされる状況が生じていることが示されています。

コメント

VeeamのCEOであるアナンド・エスワラン(Anand Eswaran)は次のように述べています。

「AIに対する自信は高いものの、自信だけではスケールアップは実現できません。当社の調査によると、多くの組織はAIを安全かつ責任を持って拡大する準備が整っていると信じている一方で、取締役会や監査、規制当局の場でその準備態勢を実証することに苦労しているケースが少なくありません。データおよびAIトラスト成熟度モデルは、リーダーに対し、自組織が実際にどの段階にあるかを理解し、実行上のギャップを特定し、AIへの信頼を単なる理想としてではなく、実際に運用するために必要な能力を優先順位付けするための、明確かつ客観的な手法を提供します。これは、エージェンティックワールドにおいて極めて重要なことです。」

導入から実証可能な信頼へ

「データおよびAIトラスト成熟度モデル」は、単なる導入状況に焦点を当てるのではなく、AI関連の統制、説明責任、運用慣行が実環境においてどれほど一貫して機能しているかを評価します。このモデルでは、信頼性の準備状況を以下の4つの中核的価値の柱に分類しています:

  • 理解 – データおよびAI資産、リネージ、リスクに関する可視性と状況。
  • 保護 – アイデンティティおよびアクセスガバナンス、プライバシー、データ保護の統制。
  • 回復力 – 重要なデータおよびAIに依存するサービスに対するバックアップ、復旧の確実性、および業務継続性。
  • 解放 – 責任あるAIの開発と導入を支える、信頼できるデータの準備状況。

VeeamON 2026 NewYorkにて発表された通り、参加者はVeeamの専門家と直接交流できるほか、「データおよびAIのトラスト成熟度評価」への登録が可能です。この評価サービスは、今年後半に世界中で利用可能になる予定です。パートナー主導による提供も、今後順次拡大していく予定です。

2026年6月3日開催のVeeamON London(またはオンライン参加)および7月30日開催のVeeamON Sydney(またはオンライン参加)にご登録ください。Veeamに関する詳細については、https://www.veeam.comをご覧ください。

Veeam Softwareについて

Veeamは、「データおよびAIトラスト企業」として、組織がデータとAIを完全に把握し、保護し、回復力を確保できるよう支援することに特化しており、これにより安全なAIの導入を大規模かつ迅速に推進します。データレジリエンスとデータセキュリティポスチャ管理の両分野におけるマーケットリーダーとして、Veeamはアイデンティティ、データ、セキュリティ、AIリスクの融合に対応するよう設計されています。

Veeamは、あらゆるデータ資産、ID、AIモデルにわたる詳細なコンテキスト情報を提供します。人間とAIエージェントの両方に対するアクセス管理を行い、プライバシー、コンプライアンス、是正措置のプロセスを自動化するとともに、ランサムウェア、災害、AIのエラーといった現代の脅威から組織を保護・復旧させ、クリーンで信頼性の高いデータの復元を確実にします。Veeamは、組織が単なるデータ保護にとどまらず、データの可能性を最大限に引き出し、その真価を発揮できるよう支援します。

Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。Fortune500の82%を含む55万社以上のお客様がビジネスの継続性を維持するためにVeeamを信頼しています。詳細については、www.veeam.comをご覧ください。また、LinkedInの@veeam-softwareやXの@veeamでVeeamをフォローしてください。