データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
CrowdStrikeのコンテンツ更新によって影響を受けるお客様向けのVeeamのガイダンス

Veeamソリューションが支える安心かつ確実なEメール配信サービス。 バックアップ時間を従来の約5%まで劇的に短縮、リストア時間は約15%に。

「従来は8 時間かかっていたバックアップ処理をVeeam に刷新するこ とで、ほんの20 分程度にまで短縮でき、大幅な運用負荷の削減ができ ました。リストアも迅速に可能でサービス運用の安心感が増しました」
カスタマー本部 ゼネラルマネージャ
高比良 実 氏
ユミルリンク

ユミルリンク株式会社

新製品の紹介やキャンペーン情報といった顧客への情報手段として、時には豪雨など の異常気象にともなう緊急避難情報を地域住民に届ける手段として広く活用されている 「メール」。その配信サービスを提供する国内最大級の事業者であるユミルリンクでは、 1 時間当たり最大700 万通という「高速」かつ「確実」なメール配信を実現している。 この同社のサービス基盤を支えているのがカスタマー本部だ。同本部のゼネラルマネー ジャーを務める高比良実氏が言う「お客様の声を取り入れる」をモットーに、ネットワー クやストレージといったインフラからメール配信アプリケーションまでを全て自社で開 発、運用し、顧客の要望にきめ細かく応えてきた。

例えば、マーケティングキャンペーンのためのメールマガジンならば、何通送られ、そ のうちどのくらいクリックされたかといった効果測定も必要だ。ユミルリンクでは、大事 な証跡になるそうした配信ログデータも含め、確実なバックアップを取得して顧客への 提供サービスを保護している。それでなくとも、メール配信のタイミングはまちまちだ。 営業時間内に届けたいメールもあれば、週末や夜中に配信したいケースもある。どのタ イミングでも確実にメールが送れるよう可用性は不可欠な要素であり、そのため同社は 毎日バックアップを取得している。

だが、順調にビジネスが成長し、システム規模が拡大するにつれ、バックアップに要す る時間もどんどん伸びていくことがネックとなっていった。「VMware のプラットフォー ム上で動かす仮想サーバが1,000 台を越えるころには夜中いっぱいかけても終わるかど うかというほどになり、SSDを導入しても大きな改善は見られず抜本的な改善が必要だっ た」と、高比良氏は当時を振り返る。

もう1 つ、やむを得ない事情があった。2017 年4 月、VMware vSphere の標準とし て提供されてきたvSphere Data Protection(VDP)の提供終了がアナウンスされた のだ。この無償で使えてきたツールの提供終了までに、新たな選択肢を模索する必要に 迫られた。

Veeam のソリューション

VDP 提供終了のアナウンスを機に、バックアップシステムの刷新に乗り出したユミルリ ンクでは、他社製品も含めいくつかの選択肢を検討した。

 「バックアップ製品というと事前に勉強して環境を整えなければならないケースが多い が、Veeam 製品は非常に簡単に導入できた。Veeam 社が定期的に開催しているセミナー に一度参加し、基本的な知識を得ただけですぐにバックアップ環境を構築できた」と高 比良氏は話す。最終的に、価格も含めて検討した結果、最もコストパフォーマンスに優 れた「Veeam Backup & Replication」を導入することを決定した。

2017 年10 月にVeeam Backup & Replication を導入し、仮想マシンを約1,000 台 に対して、仮想マシン当たり約300GB の容量にのぼるバックアップを日々取得してい る。仮想基盤は、東京・大阪など国内5 カ所の拠点に分散させているが、運用管理の観 点では、Veeam の1 つの画面で集約して行えている。

導入の成果

  • 並列処理をベースにしたスケールアウトアーキテクチャで、バックアップ処理時間を 大幅に短縮
    目に見える効果は、バックアップに要する時間を大幅に短縮できたことだ。Veeam が備える並列処理をベースにしたスケールアウトアーキテクチャによって、これまで VDP でバックアップに8 時間かかっていたのが20 分程度にまで短縮できた。また、 従来はバックアップ取得の確実性にも影響が生じていた。同本部ネットワーク部 ネッ トワーク1 課の平嶋めぐみ氏は、「以前は出社するとバックアップがまだ終わっていな いケースもあったし、正常取得が終了できていないときもあった。バックアップ処理 のフォローで午前中いっぱい業務がかかることもあった」と語る。Veeam にすること でこの作業がなくなった上、「万一エラーが発生した場合でも、Veeam の管理画面を 見ればその原因がすぐに分かるため、バックアップエンジニアはとても楽になった」(平 嶋氏)と話す。
  • VMware vSphere 基盤との高い親和性
    VDP はvSphere の標準機能ではあったが、新たな仮想サーバのバックアップを取る にはジョブへの登録作業が必要で、台数が増えるにつれ管理画面を開くだけで一苦労 だった。Veeam はもともとVMware との親和性が高いだけでなく、仮想マシンに「VM タグ」を付けておけば自動的にバックアップジョブに追加される。「作業負荷が劇的に 減っただけでなく、バックアップ担当とそれ以外の運用担当の権限分離も実現できた のも効果だ」と高比良氏は語る。
  • 顧客の要望に応じた細やかかつ迅速なリストアを実現
    時には顧客が操作ミスを起こして必要なデータを消去してしまうこともあるが、 Veeam Backup & Replication では仮想マシンで戻す必要はなく、ファイル単位で も細やかなリストアができる。それによって迅速な復旧が可能になる。さらに、「そも そもVeeam はリストア処理自体が高速で、フルリストアベースでは、従来3時間はか かっていたことが、30 分程度で完了するようになった」と平嶋氏はそのスピードを話す。

ユミルリンクは今後も、ディザスタリカバリやvSAN 導入などに取り組む方針だ。「お客 様の声を取り入れながら、インフラの改善に取り組んでいく。その中でVeeam は引き 続き弊社サービス基盤において重要な役割を担うものだと思っている」と最後に高比良 氏は期待を示した。

企業情報:

ユミルリンクは、高速・確実を特長とす るクラウドベースのメール配信システム 「Cuenote FC」を中心に、SMS 配信サー ビスやアンケートシステムなど、メッセー ジングソリューションを提供し、企業・組 織と消費者のコミュニケーションを支援し ています。モバイルデバイスの普及やソー シャルメディアの普及といったライフスタ イルの変化や消費者ニーズの多様化に対応 するとともに、常に最新のセキュリティ技 術を導入し、お客様が安心してご利用いた だけるサービスを提供しています。

課題:

vSphere Data Protection(VDP) を用 いてバックアップを取得していたが、シス テム規模が拡大し、仮想サーバが1,000 台 を越える頃にはバックアップ時間が大幅に 増え、実運用に耐えないレベルに達してい た。また2017 年4 月にはVDP の提供終 了がアナウンスされ、早急に新たな選択肢 を探し出す必要性があった。

導入成果:

  • バックアップ処理時間が8時間から20 分に(約5% に短縮)
  • バックアップジョブの成功率が格段に向 上。バックアップ運用負荷が大きく低減
  • 万一のリストアの際も従来3時間かかっ ていたフルリストアが30 分で復元(約 15% に短縮)