データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
CrowdStrikeのコンテンツ更新によって影響を受けるお客様向けのVeeamのガイダンス

NTTドコモ、Veeam導入でデータ保護コストを80%削減

「Veeamはクラウド、オンプレミス、ハイブリッドといったあらゆる環境でシームレスなデータ保護を提供してくれます。必要な保護体制が整っているという安心感のもと、スケールの大きなデジタルトランスフォーメーションにも柔軟に取り組むことができます」
山本 幸祐 氏
NTTドコモ 情報システム部マネージャー

ビジネス上の課題

NTTドコモはこれまで、日本中の何千万人もの人々を高品質かつ信頼性の高い通信サービスでつないできた。そして今、その先進的な姿勢を活かし、金融サービスなどの新たな分野にも展開を広げています。

「“スマートライフ”という形で、人々の暮らしをいろんな角度から豊かにしたいと、NTTドコモは考えています」と語るのは、NTTドコモ 情報システム部マネージャーの山本幸祐氏。
「例えば、モバイルサービスに加えて、クレジットカードやQRコード決済なども提供しています」

こうした新たな成長フェーズを支えるため、ドコモは全社的なデジタルトランスフォーメーション(DX)に着手しました。その一環として採用したのがクラウドファースト戦略で、これにより従来のオンプレミスIT基盤を段階的に廃止していく流れとなった。これまで使っていたデータ保護の仕組みでは、コスト面でも信頼性の面でも限界があり、新たな環境に対応しきれていませんでした。

「今はオンプレミスからクラウドへの移行の真っただ中です」と山本氏。
「現在、私たちには1億人を超えるお客様がいて、その方々の信頼に応える責任があります。信頼性の高さはドコモの強みなので、DXのどのステップでも、データと業務の継続性をきちんと守れることが絶対条件でした。クラウドでもオンプレミスでも安定して動作して、既存の仕組みよりコスパが良くて、安心感がある。そんなソリューションを探しておりました」

Veeam のソリューション

NTTドコモがデータ保護のために選んだのは、Veeamでした。
クラウドかオンプレミスかを問わず、あらゆる環境においても確実にデータを保護できる体制を構築し、事業の多角化や市場拡大フェーズにおいても、高い事業継続性を維持できる基盤を確立しました。

「Veeamはクラウドでもオンプレミスでも、そしてその両方をまたぐハイブリッド環境でも、シームレスにデータを守ってくれる。私たちが求めていた理想的なソリューションでした。」と語るのは、情報システム部の山本幸祐氏。
「万全なセーフガードが備わっているという安心感のもと、大規模なDXの目標に柔軟に挑戦できる。さらに、Veeamを採用する決め手の一つとなったのは、総所有コスト(TCO)の低さです。競争力のある価格設定と高いコスト効率に大変感銘を受けました。」

現在NTTドコモでは、Veeam Data Platformを活用して、NTTドコモの事業を支える大規模基幹システムのバックアップを実施し、拡大を続けるクラウド環境でもバックアップを準備中です。
内蔵されたパフォーマンス最適化機能を使って、インフラ資源を最大限活かしています。

「Veeamによって、データ保護コストがおよそ80%削減できたと実感しています」と山本氏。
「特に効果が大きかったのは、重複排除(Deduplication)など、バックアップ基盤を無駄なく活用できる機能の存在だと思います」

「開発チームにVeeamのアクセス権を与え、開発者自身が自らバックアップとリストアを実施できるようにすることで、開発スピードの大幅な向上とコスト削減を実現することが出来ました。」

「たとえばサーバー障害のようなインシデントが起きても、今はデータを失う不安がなくなった。それはVeeamがあるからです。」と語る山本幸祐氏。
「何か問い合わせたい内容やトラブルがあった際にも、Veeamへサポートを求めることができ、迅速かつ丁寧にご対応いただいています。
今後さらにセキュリティへの注力を強めていくが、それはVeeamのロードマップとも一致している。これからも長く付き合えるベンダーだと感じている。」

導入の成果

  • データ保護コストを 80%削減
    Veeamの導入により、NTTドコモはコストを抑えつつも広範囲なバックアップ体制を実現。これによって、デジタルトランスフォーメーションを安心して加速できる土台が整いました。
  • データ損失のリスクを ほぼゼロに
    「万が一、サーバー障害などのインシデントが起きても、データが失われる心配をすることはありません。それはVeeamのおかげです」と、情報システム部の山本幸祐氏は語る。
  • 開発スピードが向上し、イノベーションが加速
    開発者自身が、Veeamを使って最新の本番データをもとにテスト環境を複製できるようになったことで、サービス開発のスピードが格段にアップ。これにより、NTTドコモはより早く、より魅力的なサービスを顧客に届けられるようになりました。

企業情報:

日本最大の通信事業者であるNTTドコモは、何千万人もの顧客に対し、モバイル・音声・データ通信など革新的で信頼性の高いサービスを提供している。1992年の設立以来、同社は5G技術の世界的リーダーとして、次世代通信の国際標準化にも貢献してきました。

課題:

NTTドコモが今、新たなステージとして挑戦しているのが金融分野などの新規事業領域です。事業の進化やスケールに対応するため、クラウドファースト戦略を採用し、オンプレミスとクラウドが混在するハイブリッド環境でのデータ保護を、コストを抑えつつどう実現するかが大きな課題でした。

導入成果:

  • データ保護コストを80%削減
  • データ損失リスクをほぼゼロまで軽減
  • 開発者がデータを複製・再利用できるようになり、イノベーションが加速