NTTドコモはこれまで、日本中の何千万人もの人々を高品質かつ信頼性の高い通信サービスでつないできた。そして今、その先進的な姿勢を活かし、金融サービスなどの新たな分野にも展開を広げています。
「“スマートライフ”という形で、人々の暮らしをいろんな角度から豊かにしたいと、NTTドコモは考えています」と語るのは、NTTドコモ 情報システム部マネージャーの山本幸祐氏。
「例えば、モバイルサービスに加えて、クレジットカードやQRコード決済なども提供しています」
こうした新たな成長フェーズを支えるため、ドコモは全社的なデジタルトランスフォーメーション(DX)に着手しました。その一環として採用したのがクラウドファースト戦略で、これにより従来のオンプレミスIT基盤を段階的に廃止していく流れとなった。これまで使っていたデータ保護の仕組みでは、コスト面でも信頼性の面でも限界があり、新たな環境に対応しきれていませんでした。
「今はオンプレミスからクラウドへの移行の真っただ中です」と山本氏。
「現在、私たちには1億人を超えるお客様がいて、その方々の信頼に応える責任があります。信頼性の高さはドコモの強みなので、DXのどのステップでも、データと業務の継続性をきちんと守れることが絶対条件でした。クラウドでもオンプレミスでも安定して動作して、既存の仕組みよりコスパが良くて、安心感がある。そんなソリューションを探しておりました」
NTTドコモがデータ保護のために選んだのは、Veeamでした。
クラウドかオンプレミスかを問わず、あらゆる環境においても確実にデータを保護できる体制を構築し、事業の多角化や市場拡大フェーズにおいても、高い事業継続性を維持できる基盤を確立しました。
「Veeamはクラウドでもオンプレミスでも、そしてその両方をまたぐハイブリッド環境でも、シームレスにデータを守ってくれる。私たちが求めていた理想的なソリューションでした。」と語るのは、情報システム部の山本幸祐氏。
「万全なセーフガードが備わっているという安心感のもと、大規模なDXの目標に柔軟に挑戦できる。さらに、Veeamを採用する決め手の一つとなったのは、総所有コスト(TCO)の低さです。競争力のある価格設定と高いコスト効率に大変感銘を受けました。」
現在NTTドコモでは、Veeam Data Platformを活用して、NTTドコモの事業を支える大規模基幹システムのバックアップを実施し、拡大を続けるクラウド環境でもバックアップを準備中です。
内蔵されたパフォーマンス最適化機能を使って、インフラ資源を最大限活かしています。
「Veeamによって、データ保護コストがおよそ80%削減できたと実感しています」と山本氏。
「特に効果が大きかったのは、重複排除(Deduplication)など、バックアップ基盤を無駄なく活用できる機能の存在だと思います」
「開発チームにVeeamのアクセス権を与え、開発者自身が自らバックアップとリストアを実施できるようにすることで、開発スピードの大幅な向上とコスト削減を実現することが出来ました。」
「たとえばサーバー障害のようなインシデントが起きても、今はデータを失う不安がなくなった。それはVeeamがあるからです。」と語る山本幸祐氏。
「何か問い合わせたい内容やトラブルがあった際にも、Veeamへサポートを求めることができ、迅速かつ丁寧にご対応いただいています。
今後さらにセキュリティへの注力を強めていくが、それはVeeamのロードマップとも一致している。これからも長く付き合えるベンダーだと感じている。」