データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
Veeam’s guidance for customers affected by CrowdStrike’s content update

Veeam、複数の最新アップデートにより、 クラウド導入と先進的データ保護に対する高度なサポートを拡張

新バージョンの『Veeam Backup & Replication v11a』をはじめ、AWS/Microsoft Azure/Google Cloud Platform向けのクラウドネイティブ機能、Kasten K10 for Kubernetesとの統合機能、Red Hat Virtualizationバックアップのサポート、Nutanix AHVへのインスタントリカバリ、Veeam ONE v11a、およびVeeam Service Provider Console v6の 新機能と機能拡張を発表

2021年10月5日 米国オハイオ発 抄訳 -先進的データ保護を提供するバックアップソリューションのリーダー企業であるVeeam Softwareは本日、主力製品であるVeeam Backup & Replicationの新バージョンと、クラウドネイティブ機能を強化する製品ポートフォリオの複数アップデートを、10月末より一般提供することを発表しました。『Veeam Backup & Replication v11a』は、2021年第1四半期にリリースされたv11に続く製品です。クラウド、仮想、物理、SaaS、およびKubernetesワークロード向けのこの先進的データ保護ソリューションは、提供開始から30万回ダウンロードされています。

Veeamは、『Veeam Backup & Replication v11a』との統合によるエコシステムの促進に向けて、革新と拡張を続けています。そして、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformのネイティブ保護機能の拡張、Kubernetesに向けたVeeamバックアップリポジトリ統合、IBM AIXとOracle Solarisの保護に対する集中管理などクラウド移行を支援するプラットフォームを拡張し、お客様に高い価値を提供します。『Veeam Backup & Replication v11a』は、Microsoft Windows Server 2022やVMware vSphere 7.0 U3などのプラットフォームのサポートをさらに強化し、データの場所に関わらず確実に保護する広範な機能を備えています。さらに、継続的データ保護(CDP)の機能強化により、VMware VSANおよびVMware Virtual Volumes(vVOLs)のサポートを強化し、使用されるプライマリストレージテクノロジーに関わらず、1つの統合ソリューションによるRPO、RTO、SLAの目標達成を実現します。

VeeamのCTO兼製品戦略部門シニアバイスプレジデントであるダニー・アラン(Danny Allan)は次のように述べています。

「クラウドは、ほとんどの企業にとっては今や目新しいものではありません。今年8月にVeeamが発表したグローバル調査「2021 Cloud Protection Trend Reports」によると、40%以上の企業が24か月以上、クラウドを本稼働させています。オンプレミスからクラウドへと企業のデータは移動し、ITプラットフォームは変化しています。Veeamはこの移行を支援し、最もシンプルで柔軟性と信頼性に優れたパワフルなバックアップソリューションを提供するために進化し続けています。これらの最新の製品アップデートと機能拡張により、40万社以上のお客様が、データの場所に関わらず、保護、復元、管理することが可能です」

AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformに対応したクラウドネイティブ機能

Veeamは、ハイブリッド/マルチクラウド環境のための単一のプラットフォームにおいて、主要なハイパースケールパブリッククラウドであるAWS、Microsoft Azure、Google Cloudのクラウドネイティブサポートを提供することにより、1社以上のプロバイダを利用する際に、比類のない選択肢とシンプルさを提供します。『Veeam Backup & Replication v11a』(および各スタンドアロンのクラウド専用製品)の新機能により、データを安全に保護し、単一のコンソールから管理することで、クラウドの導入を加速します。

  • 追加サービスのネイティブ保護
    ネイティブのバックアップとリカバリをAmazon Elastic File System(Amazon EFS)システムとAzure SQLデータベースに拡張します。ポリシーベースの自動化により、管理が容易になり、スクリプトが不要になります。また、迅速かつ柔軟なリカバリにより、企業における運用を24時間365日維持できます。
  • 最も低コストのアーカイブストレージ
    クラウドネイティブバックアップの長期保存目標を予算内で達成します。Amazon Simple Storage Service(Amazon S3) Glacier、S3 Glacier Deep Archive、Microsoft Azure Archive Storage、Google Cloud Archive storageを新たにサポートしたことで、データ
    アーカイブのコストを最大で1/50に削減します。
  • セキュリティとコントロールの向上
    暗号化されたバックアップデータをランサムウェアやその他のサイバー脅威から保護します。AWS Key Management Service(KMS)およびAzure Key Vaultとの統合や、新しいRBAC機能により、アクセス権限の制御が合理化され、セキュリティが向上します。
  • 1つのプラットフォームで無限の選択肢
    AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformのバックアップとリカバリを、単一の操作性の高いコンソールの基で一元化します。すべてのVeeamバックアップをAWS、Azure、さらにはGoogle Cloudに直接リストアし、無制限のクラウドモビリティを実現します。

『Kasten by Veeam K10』とVeeamバックアップリポジトリの統合

コンテナの柔軟性と能力を活用している企業のユーザーにとって、バックアップ、リカバリ、コンテナ・バックアップの可視性を提供することは、それらが断片的なソリューションのため、往々にして課題となっています。『Veeam Backup & Replication v11a』の一部としてリリースされた新しい統合機能により、K10とVeeamのお客様は、バックアップインフラストラクチャへの既存の投資を活用できます。『Kasten K10 4.5』では、VMwareパーシステントボリュームを活用したKubernetesクラスタのバックアップをVeeam Backup & Replicationリポジトリに誘導し、そのライフサイクルを管理したり、Veeamの追加機能を活用することが可能です。

Red Hat Virtualization(RHV)バックアップのサポート

現在、『Veeam Backup & Replication v11a』は、パブリックベータ版で4番目のハイパーバイザーをサポートしており、Red Hat Virtualization(RHV)向けの信頼性の高い統合バックアップを提供します。これにより、お客様はネイティブな変更ブロック追跡機能を利用して、RHV VMの効率的なバックアップを作成し、あらゆる災害に備えることができます。RHV VMの高速リカバリにより、Veeamのお客様は、RHVとネイティブに統合された柔軟なソリューションを使用して、確実にリカバリ目標を達成することができます。

Nutanix AHVへのインスタントリカバリ

新しい『Veeam Backup for Nutanix AHV v3』により、Veeamは特許取得済みのインスタントリカバリ機能を追加したハイパーバイザーに拡張します。お客様は、あらゆるVeeam製品により作成されたイメージレベルのバックアップをNutanix AHV VMに瞬時にリカバリすることができ、クラウド、仮想層、物理層を問わず、いかなるワークロードに対しても瞬時のディザスタリカバリが可能です。この機能の使用に当たっては、Nutanix AHV 6.0以降が必要です。

『Veeam Agents for Microsoft Windows』および『Veeam Agents for IBM AIX and Oracle Solaris』

Veeamは、プラットフォームのサポートを追加し、導入と管理のオペレーションを軽減する機能を提供することで、サーバーバックアップにおいて継続的に大きく進歩しています。今回、Windows 10 21H 1とWindows Server 2022のサポートにより、お客様はデータのバックアップとリカバリの両方が可能であることを確信して、MicrosoftのサーバOSおよびクライアントOSの最新バージョンを導入できます。新しく自動化された保護グループにより、お客様はデータセンターに新たに追加されたIBM AIXおよびOracle Solaris資産のデータ消失シナリオを回避できます。

『Veeam ONE v11a』の機能

Veeam ONE v11aは、Veeam Backup & Replication向けの主要な監視・分析ソリューションとして、クラウド、セキュリティ、エンタープライズ機能に焦点を当てたデータ保護に関してより深い洞察を提供します。『Veeam Backup for Google Cloud Platform』に対する新しいサポートにより、クラウドバックアップの有効性を追跡し測定するために役立つアラームとレポートが提供されるほか、不変性に関する新しいビューが示されることで、サイバー脅威からの悪意のあるアクティビティの軽減に役立ちます。企業のユーザーは、『Veeam Backup & Replication v11a』で一元管理可能となった『Veeam Agents for IBM AIX and Oracle Solaris』を使用することにより、高度なビューと、包括的な監視のレポート機能を最大限に活用できます。

『Veeam Service Provider Console v6』

フリーミアムモデルで設立されたVeeamは、過去15年間、お客様やパートナーの皆様に無償で製品を提供し続けてきました。新しい『Veeam Service Provider Console v6』は、クラウドおよびマネージドサービスプロバイダーに、一元化されたWebベースのコンソールからVeeamによるBaaSおよびDRaaSを顧客に提供することができる無償の製品として、その流れを継承しています。V6は、ライセンス管理と顧客のオンボーディングを劇的に簡素化するVCSP Pulse統合、Veeam ONEのサポート、近日中に開始される『Veeam Backup for Microsoft Office 365』のサポートなど、生産性を向上させるためのよりさらなる統合機能をサービスプロバイダーに提供します。

※『Veeam Backup & Replication v11a』は、10月末より一般提供を開始する予定です。

コメント

Info-Tech Research Group インフラストラクチャおよび運用担当リサーチディレクター、ジョン・アナンド(John Annand)氏

「多くの企業は、すでにクラウドを利用しているか導入を計画しているかに関わらず、自社のデータの安全性を維持するためにクラウドベンダーに全面的に依存することはできないことを認識しています。これらの企業が必要としているのは、自社独自のデータ保護要件に合わせて構成可能で、同時に複数のクラウド環境にわたって柔軟に対応し、かつ予算的にも妥当なバックアップソリューションです。 Veeamは、v11aリリースに含まれる最近の製品リリース/機能更新により、ポリシーベースの自動化、ランサムウェアの保護、ストレージクラウドの低コスト化を通じて、企業が安全かつ効果的にクラウドの導入を加速するための取組みを続けています」

Veeam Softwareについて

Veeamは先進的データ保護を提供するバックアップ、リカバリ、データ管理のリーダー企業です。クラウド、仮想、SaaS、Kubernetes、物理環境の単一プラットフォームを提供しており、Veeamのお客様は、業界で最もシンプルかつ柔軟で信頼性に優れた強力なプラットフォームによってアプリやデータが保護され、常に利用可能であることを確信しています。Veeamは、世界全体で40万社以上のお客様を保護しています。これには、フォーチュン 500の82%以上、グローバル 2,000の69%以上が含まれます。Veeamのグローバルエコシステムには、3万5,000社以上のテクノロジーパートナー、リセラーパートナー、サービスプロバイダー、アライアンスパートナーが含まれ、世界30か国以上で事業所を展開しています。詳細については、https://www.veeam.com/jpをご覧いただくか、LinkedIn(@veeam-software)とTwitter(@veeam)でVeeamをフォローしてください。