データレジリエンス分野の市場シェアNo.1企業であるVeeam® Software(以下、Veeam)は、本日、ハードウェアの開発・製造から販売・保守までを一貫して担い長年にわたり社会インフラの安定稼働を支えてきた実績を持つエフサステクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長CEO:保田 益男)(以下、エフサステクノロジーズ)と協業を強化し、「Veeam Data Platform」のサポートサービス領域における新たな戦略的提携を締結したことを発表します。
本提携により、エフサステクノロジーズは自社の製品に、Veeamの統合バックアップソリューションである「Veeam Data Platform」を組み込むことができ、オンプレミス・ハイブリッドクラウド環境を対象としたITインフラの構築から運用、サポートサービスまでをオールインワンでお客様に提供できるようになります。日本国内のお客様はエフサステクノロジーズを通じて、ハードウェア・仮想基盤・OS・ミドルウェアなどに対する包括的なサポートサービスを、日本語で24時間365日受けられるようになります。またVeeamでは、OEMサポート契約を結んだパートナー向けの専任チームを設置し、難易度が高いインシデントが発生した場合でも迅速に対応できるようにサポート体制を強化します。
<提携背景・目的>
エフサステクノローズは、これまでサーバー製品「PRIMERGY」とストレージ製品「ETERNUS」を中心に、Veeam製品を組み合わせた仮想化向けおよびランサムウェア対策としてデータ保護ソリューションの提供を行ってきました。
近年はセキュリティやIT戦略の変化に伴い、IT環境をオンプレミスからクラウドへ移行する企業や組織が増える一方で、業務の機密性を高めるためにクラウドからオンプレミスへ回帰を検討する動きが見られることから、より柔軟に対応ができるハイブリッドクラウド運用へのニーズが高まっています。また、Veeamが公開したデータ保護に関する市場動向をまとめた年次調査「データプロテクションレポート 2024」によると、5人中2社(41%)が、別のクラウド同士、もしくはオンプレミスからクラウドへのデータ移行が柔軟にできることが、最新のデータレジリエンスソリューションにおける最も重要な特徴であると考えています。データセキュリティおよびあらゆるワークロードに対応可能なVeeam製品と、エフサステクノロジーズのサーバー・ストレージおよびサポートサービスの最適化を図るため、協業強化を決定しました。
<提携内容・協業強化の3つのポイント>
l ランサムウェア対策/ハイブリッド環境におけるデータレジリエンスの基盤づくりをサポート
Veeamはソフトウェア定義(Software-defined)のソリューションのため、ベンダーロックインを回避しながら、お客様のインフラ環境に合わせたバックアップシステムを自由に構築できます。仮想、物理、ハイブリッドクラウド、SaaSからKubernetesなど最新のテクノロジーを含むあらゆるワークロードに対応しており、将来的にインフラ環境を変更したい場合でもバックアップデータを自由に移行できるため、データレジリエンスを強化する基盤として柔軟に対応が可能です。
ストレージ「ETERNUS」と連携することで、大量データの高速処理や、ITインフラ投資の最適化、ランサムウェア対策、事業継続/災害対策、機密性の高いデータ保管などの要件に幅広く対応します。
l トラブル解決までのリードタイム短縮
Veeam内に、OEMサポート契約を結んだパートナー企業向けの専任チームを設置し、エフサステクノロジーズとともにお客様のトラブルシューティングのリードタイム短縮を図ります。
l サポートエンジニアの育成
エフサステクノロジーズのサポートエンジニアを対象に必要なスキルや専門知識およびVeeam製品に関するノウハウの習得を支援する教育プログラムを提供します。これにより、エンドユーザーのVeeam環境をより高いレベルでサポートできるエンジニアを育成します。
エフサステクノロジーズ株式会社 プロダクト部門 エグゼクティブ ディレクターの加藤 浩晃氏は、次のように述べています。
「これまでエフサステクノロジーズはVeeamと連携し、ランサムウェア対策や仮想基盤間の移行および移行後のバックアップでVeeam製品を積極的に提案しておりました。今回の提携により、ITインフラの導入から運用、質の高いサポートサービスまでをオールインワンで提供し、包括的なサービスを実現します。今後もVeeamと緊密に連携し、ハードウェア・ソフトウェア・サポートサービス含めてトータルにお客様のニーズに応えてまいります」
ヴィーム・ソフトウェア株式会社 執行役員社長の古舘 正清は、次のように述べています。
「Veeamのテクニカルパートナーとして協業いただいているエフサステクノロジーズと新たな戦略的提携を結べることを大変うれしく思います。DXに伴うクラウド対応やランサムウェアなどの災害復旧のニーズが高まる中、協業関係を深め、サポート体制を強化し、難易度が高いインシデントにも国内で対応・完結できるようになることは、企業の事業継続を支える優れた基盤構築を今まで以上にサポートできることであると確信しています」
※エフサステクノロジーズが取り扱うVeeam製品については、こちらをご覧ください。
Veeam Softwareについて
Veeam®は、データレジリエンスにおける世界No.1マーケットリーダーとして、あらゆるビジネスで必要な時に必要な場所ですべてのデータの信頼性と管理を保ちながら、障害から復旧し事業継続を確保すること=ラディカルレジリエンス(根源的なレジリエンス)をミッションに掲げています。
Veeamのソリューションはデータのバックアップ、データリカバリ、データの自由、データセキュリティ、データインテリジェンスを提供し、組織のデータレジリエンスの強化を支援します。またクラウド、仮想、物理、SaaSおよびKubernetes環境を含むIT環境全体にわたって、アプリやデータを常に保護・利用可能にします。Veeamは、米国シアトルに本社を置き、30か国以上で事業所を展開しています。Fortune 500の87%を含む55万社以上のお客様の事業継続を支援しています。基盤となるレジリエンスはVeeamから始まります。