データ回復力におけるNo.1 グローバルリーダー
CrowdStrikeのコンテンツ更新によって影響を受けるお客様向けのVeeamのガイダンス

指定されたネットワーク名は使用できません

KB ID: 1735
Product: Veeam Backup & Replication | 9.5 | 10 | 11 | 12 | 12.1 | 12.2 | 12.3
Published: 2013-02-22
Last Modified: 2025-02-20
Languages: EN | IT | ES
mailbox
Get weekly article updates
登録することで、Veeamのプライバシー通知に従って当社が個人情報を管理することに同意したものと見なされます。
このサイトはhCaptchaによって保護されており、そのプライバシーポリシー利用規約が適用されます(Veeamのプライバシーポリシーに記載されている場合を除く)。

Cheers for trusting us with the spot in your mailbox!

Now you’re less likely to miss what’s been brewing in our knowledge base with this weekly digest

error icon

問題が発生しました。

時間をおいて、再度お試しください

問題の内容

CIFS(SMB)リポジトリ上のバックアップファイルにアクセスする際、Veeam Backup & Replicationが以下のエラーを返します:

The specified network name is no longer available. (code 59, 0x8007003B)
An unexpected network error occurred. (code 64, 0x80070040)

 

Veeam Backup & Replicationはバックアップリポジトリ、ゲスト処理、およびWindowsサーバーをバックアップインフラストラクチャに追加する際にSMB接続を使用します。このKBでは、以下の例のように、バックアップファイルパスに関するエラーメッセージにまつわる問題のみ扱います:

The specified network name is no longer available. Failed to read data from the file [\\10.0.0.81\backups\SQL VM New\SQL VM New2015-09-23T200441.vbk].

 

注意: 障害がテープジョブで発生しており、エラーメッセージにUNCパスが指定されていない場合は、別途Veeamサポートにお問い合わせください。

原因

これらのエラーメッセージはMicrosoft Windowsから直接渡されるものですが、リポジトリゲートウェイ(Server Message Blockクライアントとして動作)とSMBサーバー(通常はNASアプライアンス)間の接続において障害が検出されたことを示します。
network map

次のことを考慮してください:

  • ネットワークに関しては、各種ハードウェアの障害やネットワークハードウェアの設定の問題などにより、パケットロストが引き起こされ、様々な問題につながる可能性があります。
  • 単純なファイアウォールは一貫して常に接続をブロックするかもしれませんが、高度な機能を持つファイアウォールは一見ランダムに、または特定の条件下でのみ接続が切断されたりする可能性があります。
  • クライアントまたはサーバーのいずれかが、SMBプロトコルレイヤーまたは基礎となるTCPレイヤーでのタイムアウトまたはリトライ回数制限のいずれかによって接続をクローズすることがあります。それらはネットワークの輻輳やストレージの過度な負荷により引き起こされる場合があります。
  • NASは、ハードウェアまたはソフトウェアの問題によって完全に応答しなくなることがありますが、その原因は設定上のミスの場合もあります。ポストプロセス重複除外を使用するアプライアンスは、プロセスが早期に開始されると応答しなくなることがあります。
  • 特定の状況では、さまざまなグループポリシーオブジェクト(GPO)セキュリティポリシーにより接続が制限されることがあります。たとえば、Microsoft network client policy: “Digitally sign communications” ポリシーにおいて、ソースとターゲットホストの両方がこのポリシーを使用して互いに通信できることを確認する必要があります。そうでない場合、このポリシーを無効にすることを検討してください。
  • さらに、SMBクライアントまたはターゲットでより多くのQoS(Quality of Service)関連ポリシーを有効にすると、不当に低い帯域幅になる可能性があります。

解決方法

一般的な回避策

  • SMB 共有が Windows マシン上で稼動している場合、CIFS(SMB)リポジトリではなく、そのマシンで Windows リポジトリを作成してみます。
  • SMBクライアントマシン(リポジトリゲートウェイ)とSMBサーバー(NAS)の両方を再起動します。
  • 他のストレージが利用可能な場合は、他のストレージにバックアップを書き込んで問題を確認し、一時的な回避策としてください。
  • SMB共有サービスがNASで提供されている場合、NFSを構成し、NFSリポジトリとして利用することを検討してください。
  • WAN接続などの低速または信頼性の低いネットワーク経由でSMB共有にバックアップファイルを書き込むことは推奨されません。SMB共有に対しては、高速(イーサネット100Mbps以上)で接続できるゲートウェイサーバーを配置します。
  • ファイアウォールによる干渉を排除するには、SMBクライアントまたはサーバー上のソフトウェアファイアウォール(特定のウイルス対策製品を含む)、およびそれらの間のハードウェアファイアウォールを一時的に無効にしてください。侵入防御またはディープパケットインスペクション機能を持つ一部のファイアウォールは、バックアップデータストリーム内のヒューリスティックポリシーに一致するデータブロックの誤検出により、接続をブロックする可能性があります。

以下のレジストリ値は、NASとの通信に(SMB以外の)代替プロトコルを使用できないシナリオを想定しています。

(ネットワーク接続に関して、より安定していて、接続不良に関して耐性があるNFSプロトコルを使った共有に変更できない、その予定がない場合。)

最適化されたレジストリ設定

これらのレジストリ値は、ゲートウェイサーバーとしてリポジトリ設定で指定されたSMBゲートウェイ上で設定する必要があります。短期的なテストでは、1台のマシンをゲートウェイとして手動で割り当て、そのマシンに変更を加えることをお勧めします。ゲートウェイが [automatic]に設定されている場合、これらのレジストリ値はVeeam Backup & Replicationが管理するすべてのWindowsマシンに追加する必要があります(どのマシンがゲートウェイとして選択されるか予測できないので)。

Veeam Backup & Replicationレジストリ値

NetUseShareAccess

以下のレジストリ値はVeeam Data MoversがWindowsのnet useコマンドに似た方法を使用してバックアップファイルにアクセスするかどうかを制御します。

This registry value controls whether the Veeam Data Movers will access backup files using a method similar to the Windows net use command.

キーの場所: HKLM\SOFTWARE\Veeam\Veeam Backup and Replication\
値の名前: NetUseShareAccess
値のタイプ: DWORD (32ビット)値
値のデータ(デフォルト値):0

net useを有効にするには1をセットします。

注: NetUseShareAcces を有効にして、SMB 共有に接続するために資格情報が必要な場 合は、リポジトリ設定で Domain\User または Host\User 形式で指定する必要があります。NetUseShareAccess では .¥User 認証はサポートされません。

例えば、「.¥Admin」 の代わりに 「NAS-01¥Admin」 と指定します。

 

Windows OSレベルのレジストリ値

SessTimeout

これは、Windows SMBクライアントが接続を中止する前に、SMBサーバーからの応答を待つ時間を設定します。デフォルトのタイムアウトは1分です。
注意:再起動が必要です。

キーの場所: HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters\
値の名前:SessTimeout
値のタイプ:DWORD (32-Bit) 値
値のデータ(10進数):60

注意:デフォルトの値は60秒です。このタイムアウト値を600秒(10分)に設定して状況を確認します。

現在の値は、以下のPowerShellコマンドで確認できます:

(Get-SmbClientConfiguration).SessionTimeout

TcpMaxDataRetransmissions

Windows TCP 実装において、接続を中止するまでにデータセグメントを再送信する回数を設定します。
注意: 再起動が必要です。

キーの場所: HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\
値の名前: TcpMaxDataRetransmissions
値のタイプ:DWORD (32-Bit) 値
値のデータ(10進数):5

注:デフォルトの値は5です。2倍の値、10を試してみてください。

その他のトラブルシューティング

  • リポジトリ設定を開き、Limit combined data rate を有効にします。既存のデータレートを測定できる場合、その値の50%から70%の間で制限を加え、スループットを下げることによりエラーを回避できるか否かを確認します。リポジトリのデータレートを制限してもネットワークがまだ輻輳しており、その輻輳の原因が他のVeeamプロセスにある場合は、関連する接続のスロットルを有効にします。
  • リポジトリ設定でゲートウェイサーバーを変更し、共有への特定のルートが他のルートよりもパフォーマンスが良いかどうかをテストします。例えば、特定のESXiホスト上のWindowsサーバーからの接続は失敗する傾向があるが、物理Windowsマシンからの接続は失敗しない場合、根本的な原因はおそらくそのESXiホストまたはそのネットワーク接続に関係しています。
  • SMB 接続が 10 時間後に常に失敗する場合は、Kerberos サービスチケットの有効期限が切れている可能性があります。最も確実な回避策は、NAS上で非ドメイン認証情報を作成し、リポジトリ設定でその認証情報を指定することです。
To submit feedback regarding this article, please click this link: Send Article Feedback
To report a typo on this page, highlight the typo with your mouse and press CTRL + Enter.

Spelling error in text

このサイトはhCaptchaによって保護されており、そのプライバシーポリシー利用規約が適用されます(Veeamのプライバシーポリシーに記載されている場合を除く)。
Thank you!

ありがとうございました。

フィードバックを受信しました。内容を確認させていただきます。

問題が発生しました。

時間をおいて、再度お試しください

You have selected too large block!

Please try select less.

KB Feedback/Suggestion

このフォームは、ナレッジベースに対するご意見専用となっております。ソフトウェアでお困りの場合は、サポートケースを作成してください。

送信することで、Veeamのプライバシー通知に従って当社が個人情報を管理することに同意したものと見なされます。
このサイトはhCaptchaによって保護されており、そのプライバシーポリシー利用規約が適用されます(Veeamのプライバシーポリシーに記載されている場合を除く)。
製品のダウンロードを続行するにはメールアドレスを確認します
次のメールアドレスに確認メールを送信しました:
  • 認証コードが間違っています。もう一度入力してください。
認証コードのメールを次のメールアドレスに送信しました:
コードを受信していない場合は、クリックして秒後に再送信してください。
コードを受信していない場合は、クリックして再送信してください。
Thank you!

ありがとうございました。

フィードバックを受信しました。内容を確認させていただきます。

error icon

問題が発生しました。

時間をおいて、再度お試しください