データのバックアップと
復元用ソフトウェア
ソリューション

現在、Veeam Backup & ReplicationではVeeamユニバーサルライセンス（VUL）を用いて、次の全てのワークロードを保護できます。

• 仮想：VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Nutanix AHV、Red Hat Virtualization
• クラウド：AWS、Microsoft Azure、Google Cloudで稼働しているワークロード
• 物理：Microsoft Windows、Linux、Mac、IBM AIX、Oracle Solaris
• エンタープライズアプリケーション：Microsoft SQL、Exchange、SharePoint、Active Directory、SAP HANA、Oracle RMAN、Kubernetes、MySQL、PostgreSQL
• NASファイル共有

上記の機能は、過去に単独でライセンス供与されていた場合がありますが、現在はVULが導入されたことで、全てVeeam Backup & Replicationに含まれており、以下のインストール可能なアイテムも含め、追加コストなしでご利用いただけます。

• Veeam Backup for AWS、 Veeam Backup for Microsoft Azure
• Veeam Backup for Nutanix AHV
• Veeam Agents for Microsoft Windows、for Linux、for Mac、for IBM AIX、for Oracle Solaris

詳細については、機能比較表をご参照ください。

ビジネスに適したバックアップソリューションを探す際には、今日のバックアップソリューションに見られる中心的な次の3種類の保護について理解する必要があります。

• 「フル」バックアップ：選択したデータのブロック全体をコピーするもので、時間とストレージを最も消費するバックアップです。
• 「増分バックアップ」：前回の増分バックアップ以降に変更されたデータのみをコピーするもので、時間とストレージの消費が最も少ないバックアップです。フルバックアップの復元後は、それ以降の各増分リストアを連続して実行し、最新の時点まで復元する必要があります。
• 「差分」バックアップ：動作は増分バックアップに似ていますが、最後のフルバックアップ以降の全ての変更をコピーする点で異なります。そのため、フルバックアップよりはサイズが小さく、増分バックアップよりはサイズが大きいバックアップになります。フルバックアップの復元後は、最新の差分からリストアするだけで、最新の時点まで復元することができます。 

最新のデータバックアップソリューションでは、データ復元にかかる時間を最小限に抑えながら、ストレージとネットワークを最大限に活用できるバックアップ戦略を柔軟に選択できます。

あらゆるバックアップ戦略で、次の点を考慮する必要があります。

• 何を保護するのか？
• 復旧目標を達成するために必要なバックアップ頻度はどれくらいか？
  
• 復元の準備が整っていることをどうやって確認するのか？

ビジネス向けのバックアップソリューションを選択する際には、ほとんどの人が1と2の項目を考慮しますが、最も重要な項目である「必要な時に本当にデータをリストアできるか」を忘れてしまうことがよくあります。データ・バックアップ・ソリューションを選択する際には、ストレージに保存する前に、バックアップデータの復元力を自動的にテストして安全を確保する機能があることを常に確認してください。

ビジネス向けのバックアップソリューションを選択する際には、セキュリティは特に重要です。バックアップに保存されているデータは企業にとって情報の宝庫ですが、残念ながら、悪意のある攻撃者にとってもそれは同じです。安全性を確保するには、以下が可能なバックアップソリューションを使用しましょう。

• バックアップのコピーを3つ保持し、それらを2種類のストレージで保持する。ストレージの1つはオフサイトとして、さらに物理的に隔離しておくか、イミュータブルなコピーであることが望ましい。 
• 安全で暗号化された方法でデータを送信し、保存することを優先する。
• バックアップ後および復元前のバックアップデータのセキュリティをテストするツールを提供している。
  
• バックアップの自動定期テストを円滑に行う。