ランサムウェア:安全なバックアップは企業の最終防衛線

「安全なバックアップは企業の最終防衛線である」。当社のこの言葉の意味について聞かれたことがあります。過去10年でセキュリティ業界は気がつきました。先進のランサムウェア対策が攻撃を検知し関連付けを行い、完全に修復するには、エンドポイントからネットワーク、クラウドが1つになった統合型のセキュリティアーキテクチャが必要だ、と。ランサムウェアの攻撃を受けた場合、復旧の選択肢は通常、バックアップから復元するか身代金を払うかのいずれかです。問題は、「バックアップからリストアする」と言うと、そのプロセスがあまりにも簡単に聞こえ、多くの企業が自分たちのバックアップと復元の能力について憶測を立ててしまうことです。あくまで憶測にすぎないので、間違いであることも多く、データを失ったり、身代金を支払わざるを得ない状況に陥ってしまうのです。最悪の事態を防ぐために、必要なのは、検証とテストが実施されていて、かつリストアもすぐにできる安全なバックアップが含まれる計画を策定しておくことです。そこで、バックアップインフラストラクチャはサイバーセキュリティに対する防衛計画全体の一部であること、そしてビジネスを再開するための、あるいはビジネスを止めないための最終手段となり得ることを、我々自身はもちろん当社と関わりのあるすべての人にいま一度思い出してもらいたいと思います。 Read more
Chris Hoff
Chris Hoff

Security & Data Protection Marketing Manager