お気づきのことと思いますが、Veeamは、 go.veeam.com/v7ページで、Veeam Backup & Replication v7の機能を一度に1つずつ発表しています。既に発表された機能は、 support for vCloud DirectorvCenter Web Client Plugin および Veeam Explorer for Sharepointです。さらにここで、新しい機能を発表できることになりました。Veeam Virtual Labのすべての機能が拡張され、Hyper-Vに対応できるようになるのです。ここでは、Virtual Labの主な機能について説明しますが、その前に、これらの機能の基盤となっているテクノロジについてあらかじめ説明しておく必要があります。

これを vPowerといいます。

vPowerは、 特許を取得したVeeam独自の技術で、これにより、重複排除と圧縮を施したバックアップ ファイルの中からVMを起動することができます。つまり、VMは、実際のデータの運用環境への復元を開始する前に既にオンライン状態に戻っています。マシンがすでに稼働しているので、RTOを最小限(数分)に抑えることができます。もちろん、バックアップ ストレージで稼働している必要があるので、VMを運用ストレージに移行しなければなりません。このためには、バックアップ ファイルに指定されるVHDまたはVHDXファイル(バックアップされたVHDおよびVHDXファイルを格納する場所)を割り当てます。次の図は、このしくみを示しています。

vPower

Virtual Labとは:

それでは、次に進みましょう。バックアップ ファイルの中からVMを起動できれば、ネットワークに接続しないでも起動できるので、他のVMはそのVMを認識しないのでしょうか。もちろんです。コンソール画面からアクセスできるという以外にどんな利点があるのでしょうか。VMを起動できた後、どうなるのでしょうか。他のマシンから隔離はされますが、アクセスは可能です。これが、Virtual Labの機能です。Virtual Labでは、ネットワーク プロキシ アプライアンスの背後で、1台以上のVMがバックアップ ファイルから起動されます。これを図に示します。それでは、いよいよ本題に入りましょう。

VirtualLabs

おわかりでしょうか。鍵をかけるところに、ネットワーク プロキシ アプライアンスを設置します。こうすれば、保護された「バブル」の中で、必要な数のVMを起動することができます。この場合の典型的な例は、Exchange環境です。Active Directoryドメイン コントローラー(AD DC)が利用できなければ、Exchangeサーバーはどうなるでしょうか。そのため、まずDCを起動してから、Exchangeサーバーを起動します。おわかりになりましたか。この「バブル」は、Virtual Labの3つの主要な機能、SureBackup / U-AIR / On-demand-Sandboxの跳躍台です。では、その使用例をいくつか説明しましょう。

SureBackup:

バックアップ管理者であるか、またはこれまでにバックアップ製品に関わったことがあれば、成功したバックアップ作業と失敗したバックアップ作業について毎朝報告するレポートはもうお馴染みのものでしょう。しかし、そのレポートが、作業が成功したことを報告したとしても、誰かがリストアを依頼してきたとき不安になりませんか。その気持ちはよくわかります。vPowerとVirtual Labを組み合わせれば、既に説明したようにVMを起動して、実際のアプリケーションをテストすることができます。プロセスでテスト スクリプトを使用して、アプリケーションが稼働していて、必要な応答を実行していることを実際に確認することができます。

「非標準」アプリケーションの一例として、Zarafa(電子メール ソフトウェア)があります。これは、MySQLがインストールされたLinuxマシン上で稼働します。どんなデータ保護製品が実際に回復可能性をテストできるかおわかりになりますか。これを示すウェビナーが用意されています。 vExpertのJoep Piscaerが、Veeam SureBackupに関する自身の成功事例について説明しています。リンク

U-AIR(Universal Application Item Restore):

最新のバックアップと同一の環境を開始できることが事実とすれば、項目を実際に復元できたらいいと思いませんか。U-AIRでは、どんなアプリケーションからでも項目を復元することができます。Veeamは、バックアップを実際にテストすることを可能にしましたが、それと同じです。

さらに、Active Directory、Microsoft Exchange、およびMicrosoft SQL Server用のクリックスルー ウィザードを用意して、これをより簡易化しました。例えば、Active Directoryの場合、単一のADオブジェクトをリストアできるだけでなく、リストアする前に、そのオブジェクトをチェックして、それに関係する変更が行われていないことを確認できます。例えば、重複するOU(組織単位)の名前、またはオブジェクト自体のパラメーターが変更されている場合、その旨が通知されます。

On-Demand Sandbox:

最新のバックアップをチェックして、すべてのアプリケーションが回復可能かどうかを確認できます。VM全体をリストアしなくても、どんなアプリケーションからでもすべてのオブジェクトを回復できます。同様に重要なのは、VM内にエージェントが不要だということです。運用ネットワークから保護されていますが、運用ネットワークと同一に見える環境を使用することができます。 ソフトウェアのアップデートやパッチのテストの場合はどうでしょうか。パッチを適用したために機能しなくなるという事態にこれまで何度直面したことでしょうか。運用環境で実行する前にテストを行うことができます。リスクを軽減したいために、パッチの適用を躊躇する必要はありません。

次に、 クリティカルな多層アプリケーションの場合を考えてみましょう。アプリケーションの新しいバージョンを開発するには、ユニット テスト/統合テスト/ユーザー受け入れテスト/本番運用検証など、何段階ものテストが必要です。実際の運用環境でこれらのテストを行った方がいいのでしょうか。実際のテスト プロセスを短縮することはないでしょうか。On-demand Sandboxを使用すれば問題ありません。

考えられる3番目の使用例は、 トレーニングです。運用環境での研修を必要とする新しいITスタッフがこれまで何人入ってきましたか。これを実地研修といいますよね。私は実地研修で多くのことを学びましたが、同時に、それまで実際に経験したことがなかったために何度か大失敗したこともあります。前日の運用環境であらかじめウィザードを実行できていれば、どうだったでしょうか。

これらの強力な機能がHyper-Vにも対応するように拡張されたv7は、まもなく発売されます(2013年第3四半期)。

詳細について

  • WhiteBoard Fridayセッションをご覧ください。登録は無料です。「初めてのVirtual Labの作成」に関する約1時間のプレゼンテーション:リンク
  • Virtual Labに関する1分56秒の短いビデオ:リンク
  • ネットワーク分離に関する技術的な説明を掲載したVeeamヘルプ センター:リンク
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VeeamがVirtual LabをHyper-V対応に拡張, 5.0 out of 5 based on 1 rating