Veeam Backup for Microsoft Office 365がついに提供開始!

注: ライブ・ウェビナー「Veeam Backup for Microsoft Office 365によるメール・データの総合的な管理と保護」(12月20日 火曜日開催)にぜひご登録ください。

かつてオンプレミスでのホスティングが必須だった多くの多層アプリケーションも、いまやパブリック・クラウドへの移行が進んでいます。このクラウド型サービスの普及により、世界中の数百万もの組織がさまざまな理由から、オンプレミスのExchange電子メール基盤の管理から手を引こうとしています。Office 365のExchange Onlineコンポーネントは、企業がサブスクリプション単位で購入することのできるSaaS(Software as a Service)です。少しややこしい話になりますが、このメール・データを保護し、そのデータ復元機能を確保することが大きな課題となっています。企業は、データがクラウドで運用されているというだけで、アベイラビリティや復元性が保証されると考えがちです。ところが、時間が経つにつれ、それはまったく逆であることが分かってきました。つまり、この重要なデータのアベイラビリティを確保するためには、自分でリスクを軽減する必要があるのです。私の良き友人であり同僚であるHal Yamanが以前のブログ記事でアベイラビリティと復元性の違いについて説明しています。

8月に開催されたNext Big Thingイベントのテクニカル・ブレイクアウト・セッションで、Veeam Backup for Microsoft Office 365を発表する機会がありました。この製品がExchange Web Services(EWS)API経由でOffice 365サブスクリプションに接続すると、Office 365のテナントとして、Exchangeメールボックス・アイテムをJet Blueデータ・フォーマットでオフライン・リポジトリに保存できるようになります。また、Veeam Explorer for Microsoft Exchangeを使用することで、これらのバックアップからメールボックス、フォルダ、メッセージ、タスク、連絡先など個々のアイテムを復元でき、エンドユーザーに柔軟な復元機能を提供します。

Veeam Backup for Microsoft Office 365

Veeam Backup for Microsoft Office 365は組織のOffice 365サブスクリプションに接続し、Exchange Onlineメール・アイテムを保護します

Veeam Backup for Microsoft Office 365のベータ版は2ヶ月前から提供され、これまでに2,500回以上ダウンロードされています。ありがたいことに、Veeam Forumsでは多くの方の貴重なフィードバックが共有されています。そのおかげで、Veeamはコードのスケーラビリティと信頼性を一段と高めることができました。

今日は、皆さんに素晴らしいお知らせがあります。Veeam Backup for Microsoft Office 365がついに一般公開されました!

公式版の新機能

Veeam Backup for Microsoft Office 365のベータ版提供期間中、この製品のテストとフィードバックにご協力いただいた皆様に感謝いたします。VeeamのR&Dチームはこのフィードバックをもとに、数千のメールボックスから成る大規模なOffice 365環境にも対応できるように製品のスケーラビリティを拡張しました。第2の改善点は、Office 365のバックアップ・ジョブのステータスを通知する電子メールを受信できるようになったことです。

Veeam Backup for Microsoft Office 365

Veeam Backup for Microsoft Office 365の[Email Settings(電子メールの設定)]メニューでのメール通知の設定

最後の大きなアップデートは、あらゆる環境のメール保持要件への対応を目的としたものです。保持期間は、メールボックス・アイテムを何年後にリポジトリから削除するかを決めるものですが、管理者がこの操作の適用時間と実行頻度を指定できるようになりました。

Veeam Backup for Microsoft Office 365

Veeam Backup for Microsoft Office 365で保護するすべてのメールボックスに適用される保持ポリシー

Veeam Backup for Microsoft Office 365の入手方法

このVeeamの新製品のご使用を希望されていても入手方法が分からないお客様のために、簡単なFAQをご用意しました。

Q1:Veeam Backup for Microsoft Office 365のライセンス体系はどうなっていますか?

A1:保護対象となるMicrosoft Office 365のユーザー数でライセンスが決まります。共有メールボックスの保護は無料です。これは、Microsoftでも共有メールボックスを無償で提供しているからです。

Q2:現在Veeam Availability Suite、Veeam Backup & Replication、またはVeeam Backup Essentialsを使用しています。Veeam Backup for Microsoft Office 365を購入するにはどうしたらいいですか?

A2:無制限のユーザーを対象とした1年間無料のVeeam Backup for Microsoft Office 365サブスクリプション・ライセンスをご利用いただけます。Enterprise Plus Editionをご使用のお客様は、2年間無料のサブスクリプション・ライセンスをご利用いただけます。いずれの場合も、2016年12月31日までにご登録いただくことが条件となります。

Q3:現在Veeam製品を使用していません。Veeam Backup for Microsoft Office 365を購入するにはどうしたらいいですか?

A3: Veeam Backup for Microsoft Office 365のサブスクリプション・ライセンスを特別価格でご購入いただけます。

Q4:現在Veeam Cloud & Service Provider(VCSP)パートナーになっています。このプロモーションを利用またはVeeam Backup for Microsoft Office 365を購入する資格はありますか?

A4:現時点では、VCSPパートナー様はこのプロモーションの対象となっておらず、またVeeam Backup for Microsoft Office 365のレンタル・ライセンスをご購入いただけませんが、将来的にはご利用いただけるようになる予定です。

Q5:OneDrive for BusinessやSharePoint OnlineなどOffice 365の他のコンポーネントについてはどうなっていますか?

A5:バージョン1では、Exchange Onlineのバックアップのみがサポートされます。他のOffice 365製品のうち、お客様のビジネスで保護する重要度が最も高いのはどれか、ぜひ以下のコメント欄からお知らせください。Veeamが次に提供する製品の参考にさせていただきます。

結論

Veeam Backup for Microsoft Office 365がついに一般公開されました。Veeamは、この新たなソリューションを提供できることを非常に喜ばしく思っています。また、お客様の環境でどのように活用されるのか、ぜひ以下のVeeamコミュニティでご意見を共有してください。お客様からいただいた貴重な情報は、お客様にVeeam Backup for Microsoft Office 365を役立てていただけるように詳細や事例として提供するための参考にさせていただきます。

その他のリソース:

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