この記事では、SOBR(スケールアウトバックアップリポジトリ)のキャパシティティアまたはアーカイブティアに関連する問題についてサポートケースを提出する際に、ログバンドルのサイズを最小化するためのログ収集方法について説明します。
ケースのログを収集する標準的な方法は、組み込みのログ収集ツールですべての関連するコンポーネントを選択し、一括してログを収集することです。この方法は単純ですが、特に多くのコンポーネントサーバからログを収集する必要がある大規模な環境では、サイズが大きくて扱いにくいログバンドルになる可能性があります。対照的に、この記事で紹介する詳細なログ収集方法は、手順が複雑ではありますが、サポート調査に必要なすべての情報を含みかつ、ログバンドルサイズを最小化します。
キャパシティ/アーカイブティアの問題に関連するログは、その問題に関連する特定のインフラストラクチャコンポーネントにあります。手動でログを収集する前に、ログがどのサーバ上にあるかを特定する必要があります。
関係するVeeamインフラストラクチャコンポーネントは以下のとおりです:
ほとんどのログのデフォルトの場所KB1875で説明されているように、デフォルトのログの場所は変更されている場合があります。:
Veeam Backup Serverでは、各ユーザのVeeam Backup & Replication ConsoleログはVeeam Backup & Replicationコンソールのログインと管理に使用されるユーザアカウントの%LocalAppData%フォルダに保存されます。
ケースに必要なログは状況によって異なりますが、以下によくある2つの状況を挙げ、どのログを収集すべきかを説明します。
手動でログを収集した後、各ログバンドルを以下のディレクトリ構成に従って配置してください:
VeeamBackupLogs/
├─ <server_name>/
│ ├─ <user_name_1>/
│ │ ├─ AppData/
│ │ │ ├─ Local/
│ │ │ │ ├─ Veeam/
│ │ │ │ │ ├─ Backup/
│ ├─ <user_name_2>/
│ ├─ Backup/
│ │ ├─ EvacuateBackupsJob/
│ │ ├─ ResourceScan/
│ │ ├─ Satellites/
│ │ ├─ SOBR_Archival_<repository_name>/
│ │ ├─ SOBR_Offload_<repository_name>/
│ │ ├─ System/
│ │ ├─ Utils/
│ │ │ ├─ DatabaseResynchronizer/
│ │ ├─ RTS.ResourcesUsage.log
│ │ ├─ Svc.VeeamBackup.log
├─ <server_name>/
│ ├─ var/
│ │ ├─ log/
│ │ │ ├─ VeeamBackup/
ステップ5:収集したログアーカイブをケースに添付します。
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